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2018.11.04
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2018.11.04
食べ物の作り方や原料について、知っているようでいて、子どもは意外と知らないものです。そしてときには、知らないどころか勘違いして覚えていることも。小学生の頃に勘違いをしていた食べ物について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「小さい頃、普通の牛乳は白い牛から、コーヒー牛乳は茶色い牛の乳から出ると思っていました」(神奈川県/34歳男性)
筆者も「牛にコーヒー豆を食べさせてから乳を絞ると、コーヒー牛乳ができるよ」という親の嘘を小学2年生まで信じていました。
「兄から『メンマは、しょう油で煮た割り箸だよ』だと聞かされていたので、昔は気持ち悪くて食べることができなかった。大人になって真実を知ってからは大好きな食べ物になりました」(秋田県/28歳男性)
メンマをはじめて見たとき、たけのこを調理した食べ物だとすぐに分かる人はいるのでしょうか? ちなみにメンマは発酵食品なので、本格的な物を作るには1カ月以上期間をかけるのだとか。
「キクラゲをくらげの一種だと思っていました。くらげを食べたことがないのに、なぜそう思い込んでしまったのか疑問です」(東京都/34歳女性)
名前と食感だけで判断すれば、完全に「クラゲ」のイメージを持ってしまいますよね。日本では中華料理やちゃんぽんに入っていることが多いですが、台湾ではデザートに使われることもあるのだとか。
「わかめうどんにわかめがのっているように、たぬきうどんにも動物のタヌキの肉がのっていると思っていました。可哀想で昔は食べられなかったです……」(宮城県/38歳女性)
天かすをタヌキの肉だと認識していたのでしょうか……? 「たぬきうどん」の由来にはさまざまな説があるようですが、実際にタヌキを使っていたという説はなかったのでご安心ください。
「ウインナコーヒーはウインナーソーセージが入っているコーヒーだと思っていて、なんて悪趣味なコーヒー! と思っていた」(福島県/32歳男性)
実はソーセージの「ウインナー」もウインナ・コーヒーの「ウインナ」も、どちらも「ウィーン風」を意味しているのですが、子どもに身近なのはソーセージでしょうから、誤解するのも無理ないですね。
「鷹の爪は名前の通り、鷹に生えている爪を乾燥させて作る、漢方薬のような食材だと思っていました」(埼玉県/35歳男性)
名付け方がストレートすぎて、子どもの脳内ではすっかり別物に変化してしまうパターンでしょうか。たしかに、怪しい薬が調合できそうな響きです。
「とびこは、いくらの小さいときの卵かと思っていました。味も全然違うし、卵自体が大きく成長するわけない! って今なら思いますよね(笑)」(北海道/42歳女性)
とびこはトビウオの魚卵を塩漬けにした食品。色も真っ赤で似ているので、いくらの小さいときの姿、と言われたら思わず信じてしまいそうです。
食材に対する知識の少なかった子ども時代は、人に言われたことや食品の名前に使われている単語をそのまま信じ込んでしまったものですよね。子どもの頃に正体を勘違いしていた食べ物、みなさんにはありますか?
(佐藤翔平)
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