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2018.10.28
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2018.10.28
日本全国から人が集まる東京には、子どもの頃から雪に慣れ親しんでいる「雪国」出身の人もたくさんいます。東京では雪が降るのは比較的珍しい出来事ですから、雪が積もるともなると結構な騒ぎになりますよね。雪国出身の人が驚く「東京人の雪に対する反応」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「雨が降ったときみたいに、みんなが傘をさしていたのが驚き。逆に傘をさしていない自分が目立っているようで恥ずかしかったです」(青森県/33歳男性)
東京で見る雪はベチャベチャしていることが多く、雪がついた部分の衣服がすぐ濡れてしまうんですよね。北国のパウダースノーだと、手ではらうだけで雪がサッと落ちるのが良いですよね。
「スコップがどの店でも売り切れになっている、というニュースを見て『家にスコップ常備していないんだ……』と驚いた」(北海道/31歳男性)
雪国では家の前の雪を自分で片付けないと、車も動かすことができず、死活問題に関わります。雪かきをしたことがある人は経験があるかもしれませんが、目一杯スコップに乗せた雪はめちゃめちゃ重く、雪かきでぎっくり腰になる人もいます。
「電車が雪で運休になり、それで会社を休む人がいるのが驚き。地元では雪は日常風景なので、交通機関は遅れることはあっても、ストップすることはあまりないです」(青森県/48歳男性)
東京で雪が降ると、「やった!明日会社行かなくても良いかも!?」と心踊る人もいるようですが、雪国では「バスや電車が遅れるからヤダなー……」と憂鬱になります。
「知り合いのカップルが、小さな雪だるまを作って、ノリノリでSNSにアップしていました。地元では雪だるまは子どもしか作らないもの、というイメージだったので少し驚きです」(青森県/40歳男性)
雪国の大人にとって、雪は片付けなければいけない「敵」のようなもの。大量の雪を見てうんざりすることはあっても、ウキウキして遊ぶのは子どもだけかもしれませんね。
「何センチとか、少し雪が積もっただけですぐにニュースで大騒ぎしているイメージです。『東京人はこんなに雪に弱いんだぞ!』というのを何回も見せつけられている気分です」(新潟県/30歳女性)
東京で降雪のニュースがあると、必ずといっていいほど、すべってコケるおじさんの映像が流れます。雪が降っている現場の様子を生中継……なんて雪国からしたら失笑するレベルかもしれません。
雪国出身者から見ると当たり前の光景でも、東京の人にとって雪は非日常を味わえる一大イベント。「見慣れているよ」とクールに構えるのではなく、一緒にはしゃいで楽しんでみてはいかが?
(佐藤翔平)
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