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2018.10.24
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2018.10.24
学生時代、通学手段に自転車を利用していた人は多いのではないでしょうか? 通学ルートとはいえ、学校の外なのに自転車に関する細かい校則があったのを覚えています。当時はとくに疑問を感じていなかったけれど、よく考えると細かすぎる自転車の校則について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「自転車通学時に学校指定のヘルメットをかぶらなければいけなかった中学時代。自転車が完全に停車していても、『サドルから降りて、スタンドで駐車してからじゃないとヘルメットを取ってはいけない』という校則がありました」(栃木県/33歳男性)
恐らく、「自転車を走行している間にヘルメットを取る行為」が事故を招くために設けられた校則だと思うのですが、スタンドで固定してからじゃないと駄目というのは少し厳しいですね。筆者の中学校時代はヘルメットをつける行為自体がダサイ、という雰囲気があったので、学校が近づいてからヘルメットを付けはじめる男子がたくさんいました。
「自転車のライトを足でつけているところを担任に見つかり、めちゃくちゃ怒られた記憶があります」(青森県/33歳男性)
視線が下になってしまい危ないですし、靴の先が車輪に巻き込まれる(筆者経験済み)恐れもあるからでしょうか?でも明るいときに自転車に乗ったとき「昨日の夜つけたライトがつけっぱなしだ」と気づいたら、ついつい足でライトを切っちゃいますよね。
「中学校の通勤に使う自転車は、ドロップハンドル禁止でした。小さいころからドロップハンドルの自転車のかっこよさにあこがれていたので、がっかりしたのを覚えています。」(神奈川県/48歳男性)
ドロップハンドルは、レースに参加するような人たちが乗っている「競技用自転車」で使われることが多いハンドルで、やや前傾姿勢になるのが特徴ですね。筆者の学校でも禁止でしたので、良くある校則なのでしょうか?
「『両立スタンドの自転車』が家になかったので、親が改造してつけてくれました。『買い替えてくれるかも』と子供心に期待したのに……」(千葉県/40歳男性)
サイドスタンドは車体を少し斜めにして1本の棒で駐車するスタンドで、両立スタンドはママチャリなどに多い後輪を浮き上がらせて駐車するスタンドですね。サイドスタンドの方が駐車スペースを多く取るからでしょうか?
「車輪に絡まるからという理由で、ロングマフラーをしながら自転車に乗るのは禁止でした。当時は流行っていたので最初は無視していましたが、先生に怒られて泣く泣く外した思い出があります」(千葉県/30歳女性)
たまにバイクなどで、「マフラーが車輪に巻き込まれて大惨事」という事件が発生することもあるので、細かいですが従った方がいい校則かもしれません。2000年代最初は3m近くもの長いマフラーが流行っていて、「首が重くないのかな」と見かける度に疑問に思っていましたね。
当時は「細かいなあ」と思っていた校則ですが、生徒たちの身の安全を守るために、先生たちが厳しくしすぎた結果なのかな……、と大人になった今しみじみと考えるようになりました。
(佐藤翔平)
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