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2018.10.08
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2018.10.08
キン肉マンといえば、漫画やアニメはもちろんですが『キン肉マン消しゴム(以下『キン消し』)』の印象が強い人は少なくないはず。1980年代にカプセルトイとして販売され、男の子たちの間で一斉を風靡しました。彼らは、ただ収集するだけでなく、いろいろなやり方で遊んでいたようです。キン消しで遊んだ思い出について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「2体のキン消しが技を掛けたときの状態になっている『必殺技シリーズ』が好きだった。キン消しを手に持って、せりふを言いながら動かして遊んだ」(福岡県・45歳男性)
「『必殺技シリーズ』のキン消しをさらに組み合わせて、マッスルドッキングなどを再現して遊んだ」(千葉県・42歳男性)
『キン肉マン』にはたくさんの必殺技が登場します。キン消しで作中の必殺技シーンを再現して遊んだ人も多いでしょう。ただ、キン消しには必殺技を再現した『必殺技シリーズ』もあり、こちらも人気でした。
「キン消しでトントン相撲をしていたが、普通にするのは飽きてしまって『王位継承編』のチームなどを組んで団体戦で遊んでいた」(神奈川県・43歳男性)
「友達と、お互い持っているキン消しでチームを組んでトントン相撲をして遊んだ。脚が4本あるサタンクロスなどが強かった」(高知県・44歳男性)
お菓子の箱などでリングを作り、「トントン相撲」で遊んだ人も多かったのではないでしょうか? 運命の王子のチームや、『超人タッグ編』のタッグチームでの戦いは盛り上がったでしょう。ただ、正義超人軍団は意外とトントン相撲では活躍できないことが多かったですね。
ただし、こんな声も……。
「カプセルに押し込められて曲がってしまい、真っすぐ立たせられなかった」(兵庫県・44歳男性)
「カプセルトイなので、たまにすごく曲がっているものがあった。手で逆に曲げても、うまく矯正できない」(奈良県・40歳男性)
キン消しはカプセルトイだったため、パーツが曲がっていることもありました。「キン肉マンごっこ」で遊ぶには問題ありませんが、トントン相撲をするには自立できなければ使えません。曲がった脚や体を伸ばそうと苦労した人も多かったようです。
「『キン消し』を消しゴムとして使うと、字が消せなくて紙が真っ黒に。その上、キン消し自体も黒くなった」(岐阜県・40歳男性)
「友達から『キン消しは消しゴムとしては使えない』とは聞いていたが、自分でも試してみた。思った以上に消せなかったし、キン消しも汚れた」(広島県・40歳男性)
キン消しは実際には軟質塩化ビニールという物質でできています。そのため消しゴムとしては使えないのですが、名称が「キン肉マン消しゴム」ですものね……実際に試した人はたくさんいました。、紙を汚す、破く、キン消しを汚すといったトラブルに見舞われました。
「友だちが持っていたキン消しが欲しかったので、自分の持っていたものと交換してもらった。よく見ると造形がおかしく、パチモンだった」(東京都・39歳男性)
カプセルトイでは何が出るかわかりませんから、被ったものを友だちと交換することもあったでしょう。また、以前は人気商品があれば必ずといっていいほど類似品が出回ったものです。ずっと正規品だと思っていたキン消しをあとから非正規品だと知った……なんて場合は少なくなかったのかもしれません。
キン消しはただ集めるだけでも面白かったのですが、トントン相撲などで遊ぶ楽しさもあり、夢中になった子どもがたくさんいました。現在も漫画の新作に合わせて新シリーズが発売されています。オールドファンに人気のある超人も登場していますので、かつてキン消しにハマった人はチェックしてみるといいでしょう。
※現在は『キンケシ』として商標登録されていますが、本記事では当時の愛称である『キン消し』と表記しています。
(藤野晶@dcp)
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