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2018.09.26
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2018.09.26
『機動戦士ガンダム』は、アニメはもちろん、ガンプラに熱中しましたよね。アニメで見たときはそれほど印象に残らなかったけど、いざガンプラを組み立ててみると立体感やメカメカしさが増して「え、こんなにカッコ良かったんだ……」と思ったモビルスーツもあるはず。ガンプラになって好感度が上がった機体について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「アニメのジムはとにかくやられ役というイメージ。正直格好悪いと思っていた。ところが、たまたま買ったジムのガンプラは思ったより格好よかった。シールドの覗き穴が開いているところはガンダムよりも細かくて優れていたと思う」(千葉県・45歳男性)
「ジムは量産機というだけあって、アニメでは弱いザコ扱いだった。ジムのプラモはビームスプレーガンが手と一体化していて、引き金を引く感じがリアルで格好よかった」(兵庫県・43歳男性)
ジムは量産型という設定で、アニメでは敵の強さを知らしめるために撃破される役でした。どうしても引き立て役のイメージが強かったはず。しかし、初期のガンプラでのジムのキットはシールドの穴や肩の構造が改善されており、最初に作られたガンダムのキットより格好よかった部分もあったのです。
「アニメに出てきた旧型ザクはガンダムに体当たりするという無茶な攻撃をするなど、あまり格好いいと思わなかった。ただ、ガンプラでは足首が動いたし、当時のキットにしてはいろいろなポーズができて格好よかった」(埼玉県・46歳男性)
「アニメの旧型ザクは普通のザクよりつるっとしていて弱そうだった。でも、プラモになったらそのシンプルな感じが逆に格好よかった。普通のザクと比べると動力パイプがないが、そのぶん動きやすくなっていると思う」(鹿児島県・45歳男性)
「旧型ザク」がプラモになったのは比較的遅く、そのため技術の進歩で「量産型ザク」よりも可動部分が多いキットでした。より自然なポーズを取れるので、実際に遊ぶときに格好よさが実感できるプラモでしたよね。ちなみに、アニメにも出ていたガデムのザクが量産型ザクの旧型機という設定は、アニメ放映が終了してからの後付けだといわれています。
「アニメのアッガイは初登場時のインパクトが全てだと思う。デザインもころころしているし、格好よくはなかった。しかし、プラモのアッガイは片手のクローが広がるところが格好よかった」(埼玉県・44歳男性)
「アニメに出てきたアッガイはズゴックのおまけという感じで、デザイン的にも格好悪いと思った。でも、プラモのアッガイはコックピットハッチを開けた状態にできたり、片手のクローが動かせたりして、造りが細かいところが格好よかった」(静岡県・49歳男性)
アッガイはとても頭が大きいため、当時のキットでは頭と胴体が同じパーツにまとめられていました。右手のクロー構造をリアルに再現しており、動かすこともできました。胴体のコックピットハッチは普通は閉じているものですが、開けた状態で組み立てることもでき、細かいところのこだわりが格好いいキットでした。
「ゾックは頭でっかちで足が短かったので、アニメでは格好悪いと思った。しかし、ゾックのプラモは腕の部分の構造が複雑で、本物の機械っぽくて格好よかった」(神奈川県・47歳男性)
「アニメではあまり見せ場もなくて、すぐにやられてしまったので格好悪いという印象が強い。でも、ガンプラのゾックは腕の可動域が広いなど、格好いい点もあった。プラモの出来はよかったと思う」(栃木県・49歳男性)
アッガイと同じく、ゾックはジオン軍の水陸両用モビルスーツですね。アニメでは活躍したともいえず、あまり印象に残っていないという人も多いでしょう。ガンプラのゾックは、胴体の動きがないぶん腕や脚が動くように設計されていたり、モノアイが別パーツになっていたりして、面白いキットでした。初期のガンプラの中ではかなり完成度が高いともいわれています。
「アニメのボールはジム以上に弱かったイメージ。単純な構造の機体だが、プラモを作ってみたら意外と複雑だった。マジックハンド部分がメカっぽくて格好よかった」(福岡県・48歳男性)
「アニメ放映時は、ボールはただのやられメカ。ところが、ガンプラのボールは、主砲やマジックハンドは動くし、現実の兵器みたいな感じが格好よかった」(東京都・46歳男性)
ボールは人型ですらないですものね……。プラモのボールは、アーム(「マジックハンド」という名称です)が実在の作業機械のように見えることもあり、作ってみたらアニメよりも格好よく感じたりしたものです。ちなみに、初期のガンプラではボールは「連邦軍量産型モビルスーツ」とされていました。
ガンプラが子どもたちの間で大ブームだったころは、主役級のモビルスーツが買えずに仕方なく人気のないモビルスーツやモビルアーマー、戦艦などのキットを買った人もいました。しかし、それまで印象の薄かった機体でもガンプラになって予想以上に格好よかったときは、ちょっと得したような気分がしたものです。今でも当時のキットを復刻して販売しているモビルスーツがありますので、探して作ってみると面白いかもしれません。
(藤野晶@dcp)
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