ヒトメボ

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病院の待合室には、人気の少年誌から大人向けの週刊誌、絵本などが置かれていますよね。子どもの頃に、待ち時間が暇だし……とパラパラとめくり、普段あまり読まない種類の本や雑誌だけにそのときの記憶が強く残っている人もいるはず。子どもの頃に病院の待合室で読んだ本について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

不揃いの『週刊少年マガジン』

「女子がマガジンを読む機会はあまりないのですが、病院で手にとって『金田一少年の事件簿』を読みふけったことがあります。私の通っていた病院には10号くらい過去のマガジンが積み上げられていたのですが、たまに抜けている週があって……『なんでここだけ!』とくやしい思いをしました」(栃木・37歳女性)

なぜか1週だけ抜けていたり、みんなに読まれて表示が折れ曲がっていたり。ジャンプやマガジンなど、病院で週刊少年誌を初めて手にとったという人もいるでしょう。それを機にコロコロを卒業した……なんて人は流石にいない?

ウォーリーに印がつけられた『ウォーリーをさがせ!』

「子どもの頃、病院の待ち時間が暇すぎて、本棚に置いてあった『ウォーリーをさがせ!』を律儀に全ページやった。公共物なのに、たまにウォーリーに○印がつけられていて興ざめした」(東京・26歳男性)

ストーリーものではないので、短時間で楽しめるため病院の待合室では需要がありそう。みんなに手に取られて、表紙の角から厚紙がのぞいていたり、使い込まれた様子が目に浮かびます。

『週刊ビッグコミックスピリッツ』

「生まれて初めて、歯医者で青年誌というものを手にした。当時スピリッツが青年誌ということすら知識がない状態で見たので、衝撃を受けた…。はじめてそういうシーンを見ました」(神奈川・33歳男性)

「小学生だったので、少し背徳感にさいなまれながら『スピリッツ』を読んだ。受付のお姉さんの視線が妙に気になって、漫画の内容はほとんど頭に入ってきませんでしたね」(京都・31歳男性)

もちろん大人も来院します。大人向けの本とはいえ、あからさまにエッチなものは置けませんから、子どもの目に触れることも考えてぎりぎり及第したのがスピリッツだったのかも。それでも子どもにとっては「読んじゃいけない本!」というイメージでしたよね。

『女性自身』

「大人ぶりたかったのか『女性自身』を手にとった。病院に通っていた期間だけ芸能ネタ、ゴシップに詳しくなって友達にも教えてあげて自己満足に浸っていた。今思うと少し気恥ずかしい思い出です」(宮城・26歳女性)

大人の女性向け雑誌の代名詞「女性自身」。本で得た知識を誰か教えてあげたくなることはあると思います。

病院セレクトの絵本や漫画、雑誌に週刊誌。「そういえば読んだことがあるけれど、どこで読んだんだろう……?」という原体験が、記憶を辿ると病院だったということは少なくなさそう。病院の待合室で、みなさんはどのような本や雑誌を読んでいましたか?

(ドリームかな/雨輝)
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