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2018.09.14
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2018.09.14
自己紹介した後に盛り上がるのが、出身地についての雑談。しかし人によっては、各都道府県に偏ったイメージを持っているため、返答に困る絡みも……。東京に住んでいる青森県出身のヒトメボ読者に、返答に困った質問内容を聞いてみました。
「『毎日りんご食べてるの?』と、りんごしか特産品が無いと思われている。国内生産量日本一のニンニクとか、ほかにもいろいろあるのに!」(青森県/36歳女性)
青森県のニンニクですが、なんと国内生産量の約67%をまかなっているのだとか。ちなみにりんごは国内生産量のシェアが約56%。ニンニクの知名度がりんごと同じくらいになることを、ニンニク農家は祈っているのではないでしょうか。
「『北海道だったら行ったことがあるよ!』と言われる。青森と全然違うから!」(青森県/34歳男性)
青森と聞いても何も出てこなかったのでしょうね……。笑
「『なまはげ』が有名だよね?と言われる」(青森県/38歳男性)
なまはげは、秋田県です。近隣の県とごちゃまぜになってしまい、勘違いされるということはよくあります。
「津軽=青森だからか、やたらとカラオケで津軽海峡冬景色を歌わされる。最初はイヤイヤ歌っていましたが、みんなが盛り上がってくれるので今では18番になっています」(青森県/32歳女性)
この歌のイメージで、いまだに青森→東京間は夜行列車でしか行けないと思っている人もいるのだとか。
「『テレビとかラジオが無いんでしょ?』と言われたことがあります。冗談で言っているのは分かっているが、東京人が考える青森の世界観が吉幾三の歌のまんま」(青森県/35歳男性)
吉幾三の名曲「俺ら東京さ行ぐだ」は、青森の田舎のイメージを面白おかしく誇張した歌詞でしたね。今では液晶テレビもインターネットもありますが、東京へのあこがれはいまも変わらず青森県人のなかにあるのでしょうか?
「イタコのイメージが強く、全国的に有名な恐山。『恐山ってどんな感じ?』とよく聞かれますが、私を含め行ったことが無い青森人が周りに多いです」(青森県/34歳男性)
東京の人が東京タワーにあまり行かないように、地元の人ほど観光スポットに興味が無いのかもしれませんね。
「自分の名字が一戸(いちのへ)と青森出身に多い苗字なのですが、『「二戸」とか「三戸」とかいるの?』とか『戸(のへ)が付く名字は全部で何種類あるの?』とよく質問されます。自己紹介するたびに聞かれるので、少しめんどうなときもあります」(青森県/33歳男性)
調べてみたら「一戸、二戸、三戸、四戸、五戸、六戸、七戸、八戸、九戸」と、一から九までは全て存在する名字なのだとか。ちなみにこのなかで一番人数が多い名字「一戸」。逆に少ないのは、「六戸」と「九戸」です。「六戸」、「九戸」の名字を持つ人は100人未満と、かなり貴重だそうですよ。
困った絡みでも、地元の話題が東京人の口から出ると、なんだかんだいって嬉しい気持ちになります。青森に興味を持ってきてくれてるからこそ話題を振ってくれる、そう信じたいですね。
(佐藤翔平)
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