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2018.08.11
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2018.08.11
ファミコンソフトの中には、ゲームをしながら勉強ができるという、いわゆる「勉強ゲーム」がありました。勉強ゲームというと子どもから敬遠されそうですが、親が買い与えているのか、所持率は低くなかったですよね。そこで今回は「意外と持っている友達が多かったファミコンの勉強ゲーム」をヒトメボ読者に聞いてみました。
「『ポパイの英語遊び』は友達も持っていたし、自分も親がファミコンと一緒に買ってきた。本当はマリオが良かったけど……」(神奈川県・45歳男性)
「ポパイの勉強ゲームは持っている友達が多かった」(千葉県・42歳男性)
ファミコン用学習ゲームとして初めて発売されたのがこのタイトルでした。アルファベットを組み合わせて単語を作るスピードで競う対戦モードでは、ブルートを操作する2P側が不人気でしたね。
「学習ゲームを持っている友達は意外と多くいました。その中でもよく覚えているのが2年生向けの計算ゲームですね」(京都府・39歳男性)
「『けいさんゲーム算数2年』の、ペンギンがゴルフをするステージで計算の練習をして遊んでいました」(神奈川県・40歳男性)
東京書籍から発売されていた計算ゲーム。計算しながらレースゲームやゴルフゲームなどが楽しめるソフトで、今で言うところのタブレット学習のようなものでした。これなら勉強になるだろうと考えて購入する親御さんが多かったのかもしれません。
「ドンキーコングの算数のゲームは、ファミコンを持っている同級生のうち何人かが持っていた。一度もやっているところを見たことはないけど」(愛知県・43歳男性)
「友達が『ドンキーコングJR.の算数遊び』を間違って買ってもらったと言っていた。ただ、元が『ドンキーコングJR.』だし、対戦もできたので意外と面白かった」(京都府・39歳男性)
『ポパイの英語遊び』の次に発売された勉強ゲーム。回答にもあるように、元になった『ドンキーコングJR.』と基本は同じなので、普通のゲーム感覚で楽しめるものでした。親が間違って買ったとありますが、パッケージが似ていたのでそれも仕方ないでしょう。
「横シューで遊べる計算ゲームで、ゲーム途中でいきなり計算をさせられる謎展開でした」(福岡県・42歳男性)
「グラディウスっぽいゲームと、よく分からないパズルゲームのようなのと両方楽しめたはず」(大阪府・39歳男性)
「小数のかけ算」と「小数のわり算」が横シューティングになっていました。確かにグラディウスっぽさがありましたが、ゲームとしてのできはもう一歩で、子どもが意欲的に取り組めるかはちょっと謎の仕上がりでしたね。
「昼間に遊んだ友達の家にもあって、夕方に遊んだ別の友達の家にもあって、当時すげー人気なのかと思っていた」(東京都・37歳男性)
「当時は小学5年生だったので『すげー簡単じゃん!』とゲラゲラ笑いながら友達とプレイしていた」(東京都・43歳男性)
1年用はシンプルなゲームばかりだったので、別のゲームに飽きたときのワンクッションとしてプレイしやすかったものです。このシリーズは明るいグリーンのカセットで目立ったため、ひと目で「計算ゲームだな」と分かりましたね。
ディスクシステムでもサンソフトから算数のゲームが登場するなど、その後も徐々に勉強ゲームは増えますが、ファミコン時代はまだ数が少なかったために他の子とかぶることもありました。「おまえも持っているのか(笑)」となった人も多いでしょう。現在では、脳トレをはじめ学習・知育ゲームの種類も大幅に増えたので、昔のように友達の誰もが持っていたようなタイトルで一緒に盛り上がる楽しさは、もう味わうことはできないのかもしれませんね。
(中田ボンベ@dcp)
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