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2018.01.22
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2018.01.22
年々文房具を使う機会が減っているという人は少なくないはず。とくにシャープペンシルや鉛筆、消しゴムなどは学生時代を終えた途端に無縁になりがち……。そのぶん、文房具に青春の記憶が強く結びついている人もいるはずです。ヒトメボ読者に「消しゴム」にまつわる思い出を聞いてみました。
「とくに消すものもないのに机やノートに消しゴムを擦り付けて消しカスを大量生産してました。カスを集めてこねこねして巨大なねり消しをつくってた」(福岡・33歳女性)
「粘り気を出したくてスティックのりや唾液を調合したり、いろいろ工夫してました」(高知・24歳男性)
市販のねり消しのような粘り気を出すのに苦労したよう。でも、唾液だけは勘弁してください……。
「横文字を覚えるのが苦手で……。世界史の試験の前に覚えられない単語を消しゴムに書いてケースで隠してました」(新潟・29歳女性)
カンニングペーパーとして消しゴムを利用していた人も。テストのたびに消しゴムを買い換えていたのでしょうか?
「小学生のとき机の配置が男女隣り合わせで、消しゴムを忘れたりなくしたりしたときに隣の女の子によく借りてました。借りるとき手が触れ合うのですが、幼いなりにドキッとしてましたね」(東京・30歳男性)
「席が近かった男子に『消しゴム貸して?』と頼んだとき、わざわざ自分の消しゴムを半分に割って差し出してくれたことがありました。多分、それが私の初恋」(奈良・22歳女性)
消しゴムの貸し借りが恋のきっかけに……。割れた消しゴムを持っている男の子を見たら、そう判断してもいいのでしょうか?
「僕が小学生のときはベーブレードが流行っていて、『ゴーシュート!』と叫びながら、休み時間にみんなで消しバトをしていました。指で弾くだけじゃなくて、コマを回すときを真似て消しゴムを指で反らせて回転させたりもしてましたね。反らせたときに消しゴムによくひびが入って、みんな割れた消しゴムを使ってました」(広島・24歳男性)
「3・2・1ゴーシュート!」は、ベーブレード世代にはお馴染みの掛け声。割れた消しゴムが歴戦の証という場合もあるようです。
「小学生のとき、テストが返却されるたびに親に印鑑を押してもらって再び先生に提出しなければいけないという規則があった。でも、点数の悪いテストを親に見せると怒られるから、消しゴムに彫刻刀で自分の苗字を掘って印鑑を自作してました。一瞬でバレて、職員室に呼び出しくらったけど」(栃木・31歳男性)
その発想はなかった……。単純な漢字ならまだしも、画数の多い漢字だと厳しいですよね。差し迫っても彫刻家の才能は開花しなかったようです。
「シャーペンを買ったとき、末端についてる消しゴムをいつも使わずにとっておくんです。……が、芯を詰め替えるときによくなくしてしまって、シャーペンへの愛着が70%くらいダウンします」(神奈川・35歳女性)
機能的には割とどうでもいいパーツなのですが……その絶望感、よくわかります。
他にも、「ボールペンで書いた字を消したくて砂消しをつかうと、いつも用紙が破れる」「(コクヨの)カドケシを集めてレゴみたいに組み立ててた」など、特殊な消しゴムに関する思い出も。
ときに恋のきっかけであり、カンニング用アイテムであり、あるときは印鑑に変身する消しゴム。「間違えた文字を消す」という本来の用途とは関係のないところで活躍してくれることもあるようです。みなさんにはどのような思い出がありますか?
(ヒトメボ編集部)
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