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2015.08.04
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2015.08.04
恋人同士や仲間内で、写真を撮る機会ってよくありますよね。撮り終えた写真を見ると、ピース、変顔、アヒル口…と、表情やポーズのバリエーションが豊かな女性に比べて、無表情や腕組みなど、男性は動きが少なく一辺倒な印象に。
「そもそも写真のポーズには、女性は『かわいく見せたい(愛嬌)』ということに着眼点を置き、男性は『男らしさや威厳』をアピールしたい心理が働きます」とは、心理カウンセラーの織田隼人さん。なるほど、それで男性のポーズは無骨な印象のものが多いんですね。
しかし、SNS上で公開したり、友達同士で写真を見せ合ったり、異性の目に触れる機会も多いもの。威厳も大切ですが、親しみやすさや印象のよさも大事ですよね。ということで、相手に与えるポーズ別の印象度を、織田さんに分析してもらいました。
「基本的に女性は、写真からその男性の性格や、気質、バックグラウンドを探ろうとします。なので、以下のように情報量が多い写真を見せるといい印象を与えられますよ」(同)
「友人が多いこと、親しみやすい人柄であることをアピールできます。人望があり、信頼に足る人物であることを女性に想像させます」(同)
「何かをしている動的な写真は、その人柄をイメージしやすいので好印象を抱きやすくなります。その上、真摯に物事に打ち込む姿に女性は魅力を感じやすいという心理も、好印象を与える一因として影響しています」(同)
さらに、昔は支持されなかったのに、今では好印象なポーズ。一方、昔は好印象だったけれど、今では支持されないポーズもあるようで…。
「太宰治や芥川龍之介など昔の作家の写真のようにアゴに手を当てているポーズは、思慮深い、繊細という印象を与えます。このポーズは俳優の『石原裕次郎・渡哲也・勝新太郎』などが流行していた当時までは、弱々しい・不健康という印象を感じマイナスでした。しかし、最近の女性がワイルドな男性から柔和な男性を好むようになって行く過程で、好まれるように変化しました」(同)
「ピースは元々、平和の意味を示し、笑顔と共にすることが多かったので、元気で明るい印象がありました。親指を立てるポーズも『グーサイン』と言われ、気分がいい・ごきげん(good)なことを意味していたので、相手に爽やかな印象を与えていました。しかしこれらは、写真の定番ポーズとして使い回されたことで、最近では『ダサイ』『野暮ったい』という印象に変わってきました」(同)
「昔は無骨さや、ワイルドさ、威厳を表していましたが、柔和な印象を好むようになった女性が増え、支持する人が減っていきました」(同)
ファッションに流行があるように、ポーズにも流行り廃りがあるんですね。単純なようで奥が深い、ポーズの話。多くの友人に自分の写真が見られる今だからこそ、必要上に格好つけたり、威厳を見せようとして、女性達の嘲笑を買わないように自然体で写るようにしたいですね!
(冨手公嘉/verb)初出 2012/5/29
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