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2015.11.12
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2015.11.12
付き合うのと結婚するのとでは、大きく異なるもの。恋人に対して「付き合う分には楽しいけど……」などと考えている人もいるでしょう。では、そう思うようになったのはいつからでしょうか。「この人と結婚はムリだ」と思った瞬間について聞きました。
「ゴールデンウィークの最終日。夜6時くらいから彼が『明日から仕事か…』と頻繁に言い出した。気持ちは分かるけど、そこまで仕事への嫌悪感を口に出されて、家庭を築くのは怖くなった」(茨城・28歳女性)
彼としては、軽い気持ちで口に出したのかもしれませんが、あまりに言われると考えもの。もし夫が「もう仕事行きたくない」なんて言ったら不安ですから。
「付き合って1年経ち、お互いが少しずつ結婚を意識した頃。彼女が友達に『結婚したら毎日必ず夫を家で迎えたい』と言っていた。それを聞いて、束縛を意識し怖くなった」(東京・29歳男性)
「束縛」まで意識するのはちょっと飛躍し過ぎな気もしますが…。とはいえ、結婚観の相違はなかなか厄介ですからね。
「ふだんは優しい彼なんだけど、ある日友達が子どもを連れてきた時、対応が素っ気なかった。どうやら子どもが苦手らしく、結婚はちょっと考えようと思った」(長野・25歳女性)
子どもに対するお互いの考え方は、もちろん結婚において重要。ただし、最初は子どもが苦手でも、我が子になると溺愛するパターンもありますから。
「彼女が家に泊まるようになってしばらくの頃。午前中にフラッと一人でコンビニに行ったら『どこ行ってたの?』と驚かれた。一人で行動するのが信じられなかったらしい。その価値観の違いを知り、この子と結婚はムリだと思った」(東京・30歳男性)
一生を共にするとなると、こういった価値観の違いをどう捉えるかが重要になってくるんでしょうね。ちょっと彼女はかわいそうですが。
「交際3ヶ月の頃、日曜の夜に友人から彼へ飲みの誘いがきた。彼は電話を切ると、『今から友達と飲むから、今日はこれで』と私にいってきた。どうせ帰る予定だったのでいいのだけど、夫になったらここまで友達の誘いにあっさり乗るのもどうかと思った」(神奈川・24歳女性)
せめてひと言、彼女に「行ってもいい?」と聞けば印象は違うんですけどね。ぜひとも教訓にしたいエピソードです。
「少しワガママだけど、そこがかわいかった彼女。ただある日、チャーハンを作ろうとしてうまくできずあっさりあきらめた姿を見た。その時、ふと子どもが出来たら大変な気がして、以来、結婚相手としては考えなくなった」(東京・31歳男性)
母親になるとその人自身の性格も変わってくる可能性はありそうですが…。この辺りは人により意見が分かれそうです。
「付き合っていると、彼の『会社での顔』は分からないもの。ある日、彼に上司から電話が来て、偶然、私の目の前で電話に出る時があった。その電話ではかなり怒られている様子で、『同じ失敗を繰り返した』という雰囲気。その時、結婚はいったん考えないようにしようと思った」(神奈川・24歳女性)
確かに恋人の仕事ぶりって、知る機会が少ないですよね。それを知ることが、自分にとってプラスかマイナスかはその時々で異なりそうですが…。
交際と結婚の違いは家庭を持つということ。ふとした瞬間、将来の子どもや家計について良くない想像をしてしまったとき、「結婚はムリ」となるのかもしれません。「好きという気持ちがあればそれでいい」なんて主張も聞きますが、やはりそう簡単な話でもないようですね。
(有井太郎+プレスラボ)初出 2014/10/15
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