ヒトメボ

恋愛心理カウンセラー

根本裕幸

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 カラオケって、みんなで同じことをしているようでいて、そこでの楽しみ方はもちろん振る舞いもけっこうバラバラですよね。恋愛心理カウンセラーの根本裕幸先生いわく、「カラオケは、相手の性格やおおまかな気質を知るのに格好の場」なんだとか。そこで今回は根本先生に、カラオケでよく見かける人たちの性格や心理を分析してもらいました。

【マイクの持ち方から】

短めに持つ人

「一番スタンダードであるこの持ち方は、『真面目に歌いたい」という意志が強いことを示します。誠実で実直な人間性であることが多いです。芯が強く頑固な一面もありますね。異性に対しても一途で誠実で、信頼できる人です」(根本先生)

長めに持つ人

「リラックスした状況でラフに歌いたい人。自信や余裕があることも表しています。よく言えば力が抜けている、悪く言えば、ややいい加減な一面があると言えるでしょう」(同)

極端に短く持つ人

「口元にかなり近い部分を持つ人は、声を響かせて歌いたい気持ちの表れ。ナルシストで、自分の世界に入り込みやすい性格を持ち合わせています。口を隠すという行為から秘密主義者な一面も垣間見えます」(同)

斜めに持つ人

「ロックバンドのボーカルのようにマイクを斜めに持つ人は、自己顕示欲が強いことが多いです。動作を大きくすることは、周囲の注目を集めたいという深層心理の表れと言えます」(同)

 マイクの持ち方一つで、ここまで読み取れてしまうようです。さらに、曲のチョイスやそれ以外の行動からも…。

【選曲から】

みんなが知っている盛り上がる曲を選ぶ人

「場の空気を大事にする人。できるだけ周囲に波風を立てないように気を使う人なので、恋人への対応も丁寧であることが多いです。同時に仲間想いの側面もあり、自分を極端に優先してほしいタイプの人が恋人のとき、寂しい思いをさせることがあるかも」(同)

歌い上げる曲を選ぶ人

「場の空気よりも、自分の想いを優先する人。自分本位な側面がありますが、恋人に対して一途で、付き合ったら相手を大切にする人でもあります。ただ、相手に『気持ちが重い』と感じさせる恋愛をしがちです」(同)

【そのほかの行動から】

タンバリンやマラカスを持ちたがる人

「盛り上げ役ですが、実はこの手の人はシャイで照れ屋な人。ただ人の歌を聴くのは手持ち無沙汰なので、自分に『場を盛り上げる』という役割を与えることで恥ずかしさを隠している部分があります。2人きりのときとみんなの前でのキャラクターにギャップがあることも」(同)

やたら採点モードにしたがる人

「『上手・下手』の優劣が明らかになる採点モードを選ぶ人は、競争意識が高く、常に相手と自分の力関係を気にする人。一見、自信家のようですが、コンプレックスが多く、学歴や年収など、地位や立場にこだわりが強い権威主義者であることを表します」(同)

 なるほど。言われてみれば、「たしかに…」と思い当たることもあったのでは? まだ親しくない人や気になる人とカラオケに行った際は、歌以外にカラオケスタイルにも注目してみることで、いつもとはまた違った楽しみ方ができるかもしれませんね。

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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