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2016.11.28
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2016.11.28
「結婚4年目に離婚の危機が訪れる」説。子どもが生まれ乳離れをするまでに要する期間が約4年であることや脳内ホルモンの変化などが影響しているようです。また、4年以内に離婚する可能性のある離婚予備軍の会話には、相手の批判に始まり無視に終わるという特徴が見られるそう。
では実際に夫婦の関係が悪くなり、離婚の危機に陥ってしまった場合、どうすればよいのでしょうか? 脳科学や恋愛心理学に詳しいまついゆうへいさんに伺いました。
「夫婦間でネガティブな感情を感じたときは、なるべく自分自身で感情をポジティブに持っていく必要があります。次の3つの処方箋を試してみてください」(まついさん)
気分を高揚させてくれる映画を観たり、好きな音楽に耳を傾けてみましょう。人はポジティブな感情とネガティブな感情を同時に感じることはできません。感情をポジティブにさせてくれるものに意識を集中すれば、知らずしらずネガティブな感情も癒されていきます。
感情を常にポジティブに習慣づけるのも効果的。ノートを一冊用意して、毎日3つずつ、感謝できることを書き留めていきましょう。目の前にあるものに感謝する習慣が身につくと、パートナーにネガティブな感情をぶつけることも自然に減っていきます。このワークで自分や相手の短所や至らない点ばかりに目がいく心理状態「足りない思考」を「足りてる思考」に方向転換できますよ。
いくらあなたが感情をコントロールできるようになっても、パートナーがネガティブな感情をぶつけてくるかも知れません。そこで、離婚予備軍の夫婦に起こりやすい「批判→自己弁護→侮辱→無視」の会話パターンをあえて崩してみましょう。たとえばパートナーに批判されたら、変顔で笑わせてみたり、もしくは、パートナーの言い分に口を挟まずとことん耳を傾けてみたり。「批判をしたら自己弁護される」というパターンを崩すことで、不意を突かれたパートナーは、批判したこと自体を馬鹿らしいと思うようになるかもしれません。
なるほど。自分の好きなことに集中したり、自分の内面をポジティブに見つめることで感情がコントロールしやすくなり、相手への対応にも余裕ができるのですね。このほかにも気持ちを早く切り替えるなど、パートナーとうまく付き合っていくための方法はありますか?
「そうですね、ペットと遊んだり、好きな本を読んだりと、とにかくポジティブな感情を感じられる行動をいくつかストックしておきましょう。ネガティブな感情に気づいたら、それに意識を集中せず、ポジティブな感情に目を向けるべきです。そしてなるべくポジティブな感情を感じているときだけ、パートナーと接するようにしましょう。このように自分の感情に気づき、意識的にコントロールすることで、夫婦関係を引き裂くほどのケンカやすれ違いは避けられるようになるはずですよ」(同)
せっかくご縁があって結ばれた夫婦なのですから、お互いにポジティブな感情を持つようにして、結婚4年目を乗り切りたいですね。
(鳴沢ことみ/コンセプト21)
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