ヒトメボ

ライター

宇野未悠

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読了時間:約3分

 「ひと夏の恋」なんて言葉もありますが、なぜか夏に始まった恋はすぐに消えてしまうイメージ。花火みたいに一瞬だけ夏を彩る恋も素敵だけど、せっかく出会ったなら、できれば次の夏も、その次も一緒に過ごしたいですよね…。そもそも、「夏の恋が短い」とされるのはどうしてなのでしょう? 音楽アーティストやライター、ゲームシナリオライターとして活躍する宇野未悠さんに伺いました。

夏は「恋愛に発展しやすい」季節!

「夏の恋が短いとされているのは、様々な複合的な要素があります。まず挙げられるのは、夏は露出が多くなるため、体目当ての男性が多くなるということ。

それから“フィーリンググッド効果”という心理効果も考えられますね。人は快適な空間の中にいると、その快い気分がそのまま他人に抱く感情に影響を及ぼして、素敵に見えてしまうという心理が働きます。特に夏は海や花火大会などイベントで知り合った異性に自然と好感を持ってしまうケースが多く、“この人ならまあいいかな”となりがち。以上の条件が重なっているから、恋愛関係に発展しやすいんです。

でも、そうして始まった恋の場合、リゾートやイベントから帰ってきて、日常のなかで相手と向き合ってみると『あれ、なんだか違うかも…?』と、出会ったときとのギャップや性格の不一致で別れてしまう。残念ながら、やっぱりこれはよくある話なんですよね。私も経験したことなんですが…」(宇野未悠さん、以下同)

 なんと! ご自身もそのような経験をお持ちなんですね…。では、夏の恋を長続きさせるにはどういうことを心がければいいんでしょうか?

安らぎのある時間を共有する

「夏はイベントなどの非日常的な“刺激”の部分がすごく多いですよね。もちろんイベントを通して、高揚したりドキドキする時間を共有することも大切なんですけど、夏の間に安らぎのある時間を共有することも同じくらい大切です。そうすれば、たとえ夏が終わって恋心がゆるやかに下降しても、安定した恋愛ができます。激しい感情だけで繋がるのではなくて、静かに過ごしても居心地のいい関係性を築くことが大切です」(同)

 簡単なようで、「安らぎを共有する」のって意外と難しいんですよね。具体的にどんなデートをしたらいいのでしょうか?

「ふたりきり」の空間で過ごす

「花火大会などの人が多くて密集する場所に行くのではなくて、『ふたりだけ』になりやすい場所に行くのがいいです。例えば、河川敷でのんびりしたデートをするとか、美術館に足を運んでみるとか。“落ち着ける”という感情を夏の段階で共有することが大切ですね。実際、そういうところだとお互いの内面が浮き彫りになるじゃないですか。そこで波長が合うかどうかがすごく大事。ですから、夏の“刺激”的な場所で出会ったのなら、次は全く反対の“安定”した静かなデートをして、お互いの内面をきちんと知ることをおすすめします。そこでもばっちり気が合ったら、きっとその恋は長続きすると思いますよ」(同)

 なるほど。やっぱりちゃんと内面を理解し合えなかったら、長く一緒に過ごすことなんてできませんもんね。

 筆者もこの夏こそは素敵な女性を見つけて、長続きする恋愛をするぞー! 皆さんも“刺激と安定のバランス”を意識して、素敵な恋を見つけてくださいね。

(冨手公嘉/verb)
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冨手公嘉

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