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2015.10.18
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2015.10.18
草食系、肉食系をはじめ、いまや世の中に数えきれないほど存在している○○系男子。そのなかで、「敷かれ系男子」についてご存じでしょうか? なんでも、彼らの生態は亭主関白とは真逆をいくものなんだとか…。『格下婚のススメ』をはじめ、数々の恋愛本の著者として活躍中の水次祥子さんにお話を伺いました。
「敷かれ系男子の特徴は、男性特有のプライドを捨て、女性の尻に敷かれ、“頼りがいや男らしさ”ではなく、“居心地の良さや自由”を提供するというもの。一見『草食系』と似ているようですが、彼らと違い恋愛に消極的な訳ではなく、むしろ『この人』と決めた女性に対しては情熱的にアプローチをしていくのが敷かれ系です。また、グイグイと引っ張ってくれるタイプの女性が好みではありますが、『だめんず』とも違います。女性より男性のほうが社会的に落ちこぼれている…という格差がある訳ではなく、むしろ、敷かれ系自身もバリバリ仕事をしているケースが多いですね」(水次さん)
ふむふむ。どうしようもないから尻に敷かれてしまうのではなくて、自ら敷かれに行っているってことですよね?
「そうですね。彼らは自分より頑張っている女性が好きで、ハツラツとしたその姿を見ることに喜びを感じているのです。ですから、女性が活躍することに対し、社会的な劣等感や引け目を感じることもありません。『自分がこの人を盛り立てよう』という精神で、女性を輝かせるために徹底的にサポートに回るのです」(同)
なんだか、話を聞く限りものすごくいい人に思えてきます! ぜひともこんな素敵な男性と出会いたいところですが、彼らと相性がいいのは当然といえば当然ながら…
「お互いを高めあっていける、しっかりと自立したタイプの女性が好相性ですね。例えば、仕事には積極的だけれど恋愛には意外と奥手な『キャリアウーマンタイプ』や、男性にも負けない長けた技術や能力を持っている『男前女子』、趣味の分野で秀でた一面があるなど、恋愛以外にも夢中になれるものを持っている『アクティブ女子』などです。その反対に、『結婚したらすぐにでも専業主婦になりたい!』などと夢見ている女性や、回りくどすぎる駆け引きをするようなタイプの女性とは、うまくいく可能性は低いかも。『彼女を支えてあげたい』と思うのが敷かれ系ですから、恋愛に依存する様子を見せられると、逆に気持ちが萎えてしまうのです」(同)
主婦になりたいというセリフ、筆者はつい最近口にしたばかりでした……。また、回りくどい駆け引きはNGとはいえ、こんなことに気をつけてみるといいそう。
「敷かれ系の人は草食系と違い、いい人さえみつかれば自分からアプローチしていきたいタイプ。女性のほうからガンガン押すのは控えて、男性側から接近してくるように仕向けるのがコツです。交際前はあまりのめり込まずに、『何人かいるボーイフレンドのうちの一人』くらいのテンションで接していると、相手の気持ちが燃え上がると思います」(同)
ちなみに、敷かれ系男子を芸能人でいうと、松山ケンイチさんとのこと。松山さんも、交際前は小雪さんにほとんど相手にしてもらえなかった時期があったそうで、それでも粘り強くアプローチを続けて、見事ゴールインしたんだとか。小雪さんの「かかあ天下」もウワサされているようですが…幸せそうな二人の相性はピッタリかも。
「最近は、恋愛をまったく必要としない『仙人系男子』なんて人も登場しているようですが(笑)、これじゃあいくら好きになっても一向に恋愛が成立しないですよね。積極的さと優しさを兼ね備えた『敷かれ系男子』こそ、今の時代に必要とされている男性像じゃないでしょうか」(同)
女性が主導権を握ることも多い今、放っておけない「敷かれ系男子」の存在。「我こそは敷かれ系だ!」という男性読者のみなさん、時代は到来していますよ!
(池田香織/verb)初出 2012/4/11
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