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2016.07.19
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2016.07.19
理想のタイプとして「お父さんみたいな人がいいな」とか「お父さんみたいな人だけは絶対にイヤ」なんて考えたことはありませんか? 女性の恋愛観には、少なからず「お父さん」の存在が影響を与えているのかもしれません。今回はアダルトチャイルド・親子関係などの家族問題について詳しい、恋愛心理カウンセラーの清水三季央さんにお話を伺いました。
「一般的に子どもは、父親が、自分や母親に接する様子から『男性とは、結婚とはこういうもの』という恋愛・結婚観を学びます。さらに子どもにとって父親が初めて接する男性となるため、父親と自分の関係から受ける感情により『男性と自分の関係はこういうもの』と印象づけられがちです」(清水さん・以下同)
お父さんは重要な価値観を与える存在なんですね。ところで、お父さんに対しては良い印象を抱いている方もいれば、そうでない方もいると思いますが、この違いも何か影響はあるのでしょうか……。
「父親と自分が良い関係にあると、『自分は男性と良い関係を持ちやすい』という恋愛・結婚観になります。こうした考えを持つと、自然に男性と関わり、相手に好まれる言動を取りやすくなるため、結果、恋愛や結婚がしやすくなります。また、父親に似た男性を好きになりやすいです。一方、父親との関係が悪かった女性は、この逆のことが言えると思います」(同)
つまり、父親との付き合い方が、そのままその後の男性との付き合い方にも影響するということなのですね。
「やはり父親に接したとき、どのような感情を受けたのか、また受けなかったのかという父親との関係性は、女性の恋愛観に影響していると思いますよ」(同)
1.父親との関係が良かった場合
2.父親との関係が悪かった場合
「ただし、たとえ父親との関係が悪かったとしても、なかには次のような理由から『父親と似た人を好きになってしまう』ことがあります」(同)
2.無意識のうちに父親のような男性を『愛する』という“作業”をしようとするから。
※無意識なので自覚がない場合もあります。
「嫌い」だけど、それでも「好きになろうとしてしまう」ということでしょうか。それってなかなか苦しい恋愛になってしまいそうに思えるのですが……。
「まずは父親とコミュニケーションをとったり、手紙を書くなどして、父親を心理的に許したり受け入れたりする作業がおすすめです。また、仕事や趣味など生活全体のバランスを整え、幸せを感じる状況を増やすようにするといいですよ。自分や父親、男性への感情に振り回されにくくなり、男性との距離感も掴みやすくなります」(同)
「お父さん」と、女性の恋愛観は本当に根深い関係なんですね……。
この機会に、お父さんとの関係性を改めて見直してみるのも、いいかもしれないですね。
(鳴沢ことみ/コンセプト21)
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