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2016.01.13
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2016.01.13
学生時代や給料日前など、誰しも一度は経済的なピンチを経験したことがあるのではないでしょうか。お金のないときにまず削ろうと思うのは食費ですよね。今回は、ヒトメボ読者に「ジリ貧のときに食べた貧乏飯」を聞いてみました。
「ご飯しか無かったので、とりあえずひたすら塩をかけて食べていた。ただ、毎日食べていると飽きてくるので、握っておにぎりにしたり、潰して餅風にしたりするなどして、創意工夫を凝らしていた」(東京・26歳女性)
「塩おにぎり」もコンビニで売られているくらいなので、たまに食べるくらいならおいしく味わえそうですね。ただ、毎日、毎食だと精神がじわじわと蝕まれそうです……。
「茹でたインスタント麺に粉スープをかけて炒めることで、焼きそば風にしていた。これが節約になる理由は、お湯に溶かない分、味が濃くなるので、麺2つ分に対し、粉スープ1つを使うだけで良く、粉スープが1つ余るようになっていたから。余った粉スープは、ご飯にかけるなど、バリエーションに富んだ使い方ができるので、非常に有用だった」(東京・27歳男性)
味の濃さにまで研究の成果が行き届いているあたりからも真剣味が伝わってきますね。ジリ貧期は、同じ食材を食べていても、いかに飽きが来ないようにするかがポイントなのかもしれません。
「おなかが膨れて安いので、キャベツともやしばっか食べてた。一食分は、キャベツの葉三枚ともやし一掴み。レンジでチンしてポン酢かけて食べるだけ。けっこう満腹感あるし、今思えばダイエットになってよかった」(千葉・24歳女性)
ヘルシーでおいしそうですね。電子レンジの使用時間も短くて済みそうなので、電気代の節約にもなりそうです。
「ガスが止まってしまい、パスタを茹でることができなくなったので、水に浸して柔らかくならないか試してみた。3時間待ったが、完全にふやけきらなかったので、まだ固いパスタをバリバリと音を立てて食べた。あのときの切ない気持ちが今でも忘れられない」(東京・33歳男性)
ガスが止まってしまったからといって諦めず、何とかして柔らかいパスタを食べようと工夫するところにクリエイティビティを感じます。
「ラーメンを食べたときに残る汁を製氷皿に入れて凍らせておき、温かいご飯にかけて食べていた。ラーメンの味を2度楽しめるという、この『リサイクルお茶漬け』は、我ながら素晴らしい発明だったと思う。ただ、うっかりしていると、ラーメンの汁を飲み切ってしまうので、初心者にはあまりオススメできない」(東京・26歳男性)
味の付いたスープは何かに使えそうだなと思ったことはありますが、凍らせるという発想はありませんでした。これなら、フレッシュな気持ちでお茶漬けを味わえそうです。
「食べるものがいよいよ底を尽きてしまったとき、無性に餃子が食べたくなった。餃子と言えば、酢醤油だと思い、目の前にあったティッシュにかけて食べてみたところ、餃子の味が口の中に広がった。ティッシュ自体のほのかな甘みも良かった。今考えてみると恐ろしくもあるが、人間の強さを学んだ気がする」(東京・29歳男性)
もはや食べ物ではないものがエントリー。絶体絶命のピンチの中、生き延びた回答者さんに拍手を送りたいと思います。でも絶対に真似しないでください。
100円冷凍炒飯やカップラーメン、缶詰めなど、安くて定番の節約飯が挙がるのかと思いきや、更にレベルの高い貧乏飯が挙がりましたね。人間のたくましさを垣間見た気がします。それぞれ事情はおありでしょうが、ここまで生活を切り詰めなくても良いように、普段から節制を心がけたいものです。
(佐々木ののか+プレスラボ)
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