「距離を置く」って、どういう意味で使ってる？

　恋人との関係は山あり谷あり。二人ならば何をしても楽しい恋愛絶頂期もあれば、すれ違いやケンカが増える倦怠期もあります。そんなとき、「少し距離を置こうか」なんて話が出ることも。しかし、この「距離を置く」という言葉。具体的にはどういうことなのでしょうか？ ヒトメボ読者に聞いてみました。

会う回数を減らすこと

「相手のことを見つめ直す意味も含めて距離を置くという意味。会う回数を減らして、会わないでいるとどう感じるのかを確かめます」（埼玉・27歳女性）

　会う回数を減らすと、その分自分の時間が増えます。生活の中から恋人がいなくなったらどうなるのか、ちょっとしたお試し期間でしょうか。

連絡はするけれど全く会わないこと

「全く会わない状態かなと思います。連絡も基本しませんが、いつまでもしないわけにはいかないと思うので、お互いに『いつまで（例えば二週間など）』の期限を決めて、それを過ぎたら一度連絡をとってまだ距離を置くのかどうかお互い話せればなと。同じ会社などで毎日顔を合わす場合は、業務上の話のみという感じです」（神戸・28歳女性）

　距離を置く期間を決めておけば、そのまま自然消滅……ということは防げそうです。

会わないし連絡もしないこと

「もともと月2回くらいしか相手に会わなかったので、距離を置くのは連絡を一切しないことでした」（東京・26歳女性）

　電話やメールだけでなく、LINEやSNSなど、さまざまな連絡手段がある今、連絡をとろうと思えばすぐにできます。それを避けることが、現代の「距離を置く」だという人も。

別れること

「距離を置いて別れなかったことはないです。連絡をとらない、会わないという状態は別れる手前だと思います」（東京・40歳男性）

「距離を置く」という言葉は遠回しな別れの宣言だということでしょうか。恋人同士で認識が違っていたらショックですね。似た意見で、「別れるのが怖いから、距離を置くという表現をするだけで、実際は別れているのと同じ。会ったり連絡はとったりしても、そこに恋愛感情はもうないです」（千葉・28歳女性）という人も。

　「距離を置く」という言葉を、「関係を見直し、改善するための一時的な措置」と考えている人、「別れることが前提で、きっぱり別れる前の状態」として考えている人の両方がいるようです。お互いの認識が一致していればいいですが、前向きな「距離を置く」なのかそうでないのか、この言葉が出たときは確認したほうがいいかもしれませんね。あなたにとっての「距離を置く」とは、どんなことですか？

(姫野ケイ+プレスラボ)

初出 2014/8/24