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2015.10.20
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2015.10.20
気になる人への最初のアプローチとして、「今度、一緒に食事でも……」なんてセリフは定番ですよね。そして、その食事のときにはスマートできれいな食べ方ができればより魅力的に映りそうなもの。でも、料理によっては、ちょっとした“苦戦”を強いられることってありませんか? ヒトメボ読者に、「食べるとき地味に苦戦する物」を聞いてみました。
「食パンを食べるとき、いかにカスを散らさずに食べるかが毎朝の課題。お洒落なCMやドラマで無造作に食パンをほお張るシーンを見ると、『あー、カスが散っちゃう』と真っ先に気になる」(神奈川・29歳女性)
トーストするかしないかによっても差はありますが、食パンはカスが散るのが宿命。食パン派の人は毎朝が戦いなのでは?
「小籠包は汁が溢れてこぼれてしまうのでかじることは許されない。しかしひと口でほお張ると熱すぎる。だから小籠包と向き合ったら、おいしさと引き換えにヤケドするくらいの覚悟が必要」(東京・34歳男性)
小籠包を食べる際は常に危険と隣り合わせですが、あの熱々感が小籠包のおいしさを高めていると考えていることもできます。出来立てのたこ焼きなんかにも同じことがいえるでしょう。
「あさりの貝柱がうまく食べられないことが多い。残さず全部食べたいのに、貝柱の部分だけ殻にくっついて残ってしまいがち」(東京・24歳男性)
貝柱の悩みは、殻つきの貝系料理ならすべてに当てはまりそうです。牡蠣のような大きくて高級な貝になってくると、貝柱を残したくない気持ちはさらに強まってきます。
「パスタをすすらないで上品に食べるのが難しい。どうしても、おそばを食べるときみたいにすすってしまう」(千葉・23歳女性)
日本人ならではの悩みですね。和風パスタをお箸で食べるならすすってもよさそうなものですが。それがクセづいてしまうと、高級イタリアンでパスタを頂く際などに「すすりたい衝動」と戦う羽目になります。
「こんにゃくを食べるとき、お箸が滑ってしまってなかなかつかまえられない。おでんに入っているこんにゃくを取り落として、ボチャッと汁が飛び散ってしまったり」(東京・27歳男性)
分厚くてベローンとしているこんにゃくって、つかみにくいですよね。かといって、お箸を突き刺す「刺し箸」はマナーが悪いとされています。お箸使いは、豆やミニトマトをつかむときにも熟練度が試されます。
「たこ焼き・焼きそばにかかっている青海苔を前歯にくっつけないで食べるにはどうしたらいいのかが知りたい。私は、『食べながら口の中で舌を使って前歯の青海苔を取る』というのがクセになっている。もちろん食べ終わったら即お手洗いで前歯チェックをするけれども」(東京・30歳女性)
青海苔の前歯に対する執着にはすさまじいものがあります。青海苔にはセンサーがついていて狙って前歯にくっついてくるんじゃないかと思わされるほど。
「カレーうどんの汁が飛び散るのってなんとかならないですかね? 服につくとシミになりやすい汁なのでなおさら」(神奈川・22歳男性)
静かにすする・麺をゆっくりすする・すすらないで麺をまとめておいてパクッと食べる……汁を散らさないためのアプローチはいろいろ考えられますが、それらの努力をことごとくあざ笑うかのように汁を散らしてくるカレーうどん。まさしく「暴君」の名がふさわしい料理です。
共感できるものはありましたか? 改めて振り返ってみると、私たちはいろいろな食べ物に地味に苦戦させられているようです。しかしどの食べ物もおいしいから悩ましいわけで……。まあ、多くの人が同じ苦労をしていると感じられれば少し気が楽になりますよね!
(藤井弘美+プレスラボ)
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