ヒトメボ

恋愛心理カウンセラー

根本裕幸

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読了時間:約4分

 どんなに仲良しカップルでも、たまにはケンカをしてしまうことがあります。そして、仲直りするため安易に謝ったりご機嫌をとったことが裏目に出て、かえって火に油を注いでしまうこともしばしば。そこで、恋愛心理カウンセラーの根本裕幸さんにケンカのあと上手に仲直りする秘訣を伺いました。

男性は笑わせてばかばかしく思わせる!

「そういったときは、くだらないギャグやクサいセリフを言って笑わせるといいでしょう。基本的に人は笑うと怒れなくなるんですよ。怒りというマイナスの感情を『笑い』というプラスの感情に切り替えさせてあげると、もう怒ることがばかばかしくなってしまうんです。

例えば、怒っているときに『怒っているキミもかわいいよ』と、急に真面目くさった表情で言うとか、人前で突然、流行りの芸人のネタをやるとか。滑るとさらに険悪になったり、『話そらさないでよ』とさらに怒られるかもしれませんが、『ププッ』と吹き出してしまうまで折れないでやり続けることが大切です」(根本さん)

 たしかに、すごく怒っていたのにふとバカらしくなってやめた、みたいな経験は誰しもありそうです。それって効果的だったんですね~。

女性は猫のように甘える!

「女性が彼を怒らせてしまった場合は、感情的になって怒りで応戦するのではなく、猫のように甘えるのが一番効果的です。男性はもともと弱いものや、かわいいと感じるものに対して攻撃的にはならない心理学的な要因があるので、そこをくすぐると効果的。峰不二子ばりの甘えた口調で『怒っちゃやあ』と言ったり、『そんな怒っちゃうと私どうしていいかわからなくなっちゃうから』など、甘えつつなだめるといいですね。

また、思い通りに行かなくてイライラしている時には、褒めて自尊心をくすぐってあげること。『あなたは本当はもっとできる男なのにね、もっと自信を持って良いよ』といった具合に褒めてあげれば、すぐに機嫌がよくなるはずです。どの方法も、自分の怒りの感情を押さえて、仲直りしたいという気持ちを持って、“プライドを捨て、素直になる”というのが大前提です」(同)

 褒められたり、甘えてこられたりすると「まあ、仕方ないかな」と怒りを鞘に収めてしまう気持ちは同じ男性としてよく分かります。さて、仲直りの仕方はケンカの内容にもよるとは思いますが、そもそもカップルがケンカする原因ってだいたいパターンが決まっているようです。

カップルがケンカする理由は3パターン!?

「基本的に怒るときのパターンは、分かってほしいとき、助けてほしいとき、愛してほしいときのどれか。この3つの感情のうちのどれかが上手く満たされないと怒りの感情が沸くのです。なので、ケンカの理由も相手のことが好きだからというのが大前提にあるので、怒っているときも、『私はこんなにあなたのことを思っているのに』という感情が伝わるように怒るといいですね。

あと、相手が怒りのピークを超えるまでは、中途半端に感情をくすぶらせるのではなく、吐き出させることが重要ですね。先のテクニックは相手の鬱憤をしっかり吐き出させた上で行うといいでしょう。一番ダメなのは、怒りに理屈で応戦すること。これはケンカを長引かせてしまうだけ。まずは素直になって、相手が好きだからという気持ちを正直に見せることが一番大切です」(同)

 なるほど。ケンカにも流儀というものがある訳ですね。お互い思い合っているからこそ、すれ違う。その好きという気持ちを怒っているときにも上手に見せることが、ケンカを早く収束させる秘訣。ケンカするほど仲がいいカップルって、仲直りが上手なカップルのことなのかもしれません!

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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