浮気を10万円で解決しようと……　「男は金じゃない」と痛感したこと

　漫画やドラマのように「王子様や大富豪と付き合ってみたい！」と夢見たことがある人もいるのではないでしょうか。きっと華やかで楽しい生活になるに違いない！　と思いきや、現実は幸せなことばかりではないようです。実際にお金持ちの男性と付き合ったことのあるヒトメボの女性読者に、「男はお金じゃない」と痛感したことを聞いてみました。

人通りの多いところでオープンカーは……

「一代で成り上がった元カレ。フェラーリを乗り回すのが趣味で、デートはもっぱら都内のドライブデート。表参道や代官山など人が多い通りを、これ見よがしにフェラーリをオープンカー状態にして走るのが好きでした。お金を作る能力はすごいけど、ひけらかしたがるナルシスト的な性格はふしぶしに出ていたし、私は恥ずかしかった」（東京・31歳女性）

　一緒にそういうデートを心から楽しめる女性なら、きっと彼ともうまくいったのだと思いますが……。目立ちたがり屋の彼と恥ずかしがり屋の彼女だと、そうはいきませんよね。

現金10万で浮気を解決しようと……

「何でも買ってくれて、食べさせてくれて、付き合い初めはお姫様気分にさせてくれた元カレ。ですがしばらくすると、連絡が一晩つかなかったり、家に女性のモノが置いてあったりと、浮気の痕跡が出てきて。問い詰めると10万円を突き付けられて『仕事で疲れてるから黙っててくれる？』と一言。一気に冷めて、そのまま家を出てきました」（東京・32歳女性）

　恋愛は感情のぶつかり合い。人の気持ちは、お金で解決できるものではありませんよね。そして浮気の慰謝料にしては、少なすぎるような気もします。

店や服のセンスが……

「お金は持っているけれど、お店の趣味が最悪。壁に水が流れているような時代錯誤な店にばっかり行きたがる。お酒も誰でも知っている高級でベタものしか知らない。ファッションも、いつもコテコテのハイブランド。お金で高いものを買えるだけにセンスを磨く努力は皆無。センスは金で買えないなと思いました」（東京・29歳女性）

　センスは生まれ持ったものもありますが、経験で培われていくことも。同じようなタイプの人とばかり一緒にいると、幅が広がらないのかもしれませんね。

女はアクセサリー!?

「いつも高級店や、高級ホテルを利用したデートをしていました。ある日、隣に座っているカップルを見て、『成功者は見栄えのためにいい女を連れて歩かなきゃいけないのに、隣の女ときたら……』と彼が鼻で笑ったんです。彼は派手な見た目の私へのリップサービスのつもりだったのだと思いますが、その発言に彼の人間性を垣間見た気がして、気持ちが冷めていきました」（東京・27歳女性）

　自分が連れているのは「いい女」だと思ってくれているのは喜ばしいですが……。見た目だけ？　と悲しくなってしまう発言ですね。

他人の気持ちが分からない!?

「某財閥の息子さんとお付き合いしていたことがあります。箱入り息子で、苦労をしたり、悔しい想いをした経験が少ないようで、少し感情が浅いように感じました。私自身が貧乏育ちだし、貧乏から這い上がった人が周りに多かったので、会話をしていても人の苦労がわからないところが、一緒にいるなら寂しいな、と思いました」（東京・28歳女性）

　裕福な家庭で生まれても、それなりの苦労はあると思います。ただ、やはり違い過ぎる境遇で育った人とは、共感し合えない部分も大きいのかも。

　お金を手に入れた人たちには、もちろんそれに見合った能力や人間性があるもの。しかし恋人としてもその才能が活かされるかというとまた別で、完璧な人はなかなかいないのかもしれません……。みなさんも「男はお金じゃない」と思いますか？

(桜まゆみ＋プレスラボ)

初出 2015/6/12