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2015.08.19
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2015.08.19
はじめは好きだと思って付き合っていたけれど、時間と共に気持ちが冷めてしまったとき、別れを切り出すことになります。そんなときどのようにすれば、できるだけ相手を傷つけず円満に別れられるのでしょうか? 上手に相手を振る秘訣について恋愛カウンセラーの根本裕幸さんに聞いてみました。
「大前提としてはっきりと言ってしまうこと、不用意に優しくしないことが一番です。含みを持たせてしまったり、曖昧な言い回しをすると、相手に『まだやり直せるかも』と期待させてしまいます。重荷に感じても悪役に徹して、確固たる意志を伝えることが大切ですよ。
恋愛経験を積んでいれば、振る側の辛さも分かっていると思うので、時間が経てば『はっきり言ってくれてよかった』と、きっと感じてくれるはずです」(恋愛心理カウンセラー・根本裕幸さん)
はっきりと伝えてすっきり別れられるのが一番。ですが、別れ方によっては相手に未練が残って、諦めてくれなかったり面倒な事態に発展することもあります。相手へのダメージを最小に留めつつ、後腐れなく別れるためにはどう伝えるのがベスト? そこで根本先生に、よくある「別れの台詞」別に、相手に与える未練&ダメージレベルをジャッジしていただきました。
未練 ★☆☆☆☆
ダメージ ★★★★☆
「これはすごく冷徹な言葉なので、相手にとってすごく辛いですが、だからこそ一番効果的だと言えます。それは相手に面と向かってこれを言われたら、諦めざるを得ないからです。『何故?』『何がいけなかった』など相手からの質問に言葉にきちんと答えることで、誠実な気持ちを伝えることができます。
もしかしたら、振られた相手は泣いているかもしれませんが、だからといって優しくするのはNG。曖昧な言葉で期待させて別れを延長させるくらいなら、ハッキリと伝えてしまったほうが○。お互いのためだと心を鬼にして、この言葉を伝えましょう」(根本先生)
未練 ★★★★☆
ダメージ ★★★★★
「理由としてはすごくまっとうな感じがするのですが、人によってはその好きな人のことを詮索したり、恨みの対象としてその人に意地悪なことをする可能性もあります。今はSNSで恋人の動向を探ることができますから、振る相手に未練を持たせるようなことは言わないほうがいいと思いますね」(同)
未練 ★★★☆☆
ダメージ ★★☆☆☆
「『環境が変わって会えなくなって、寂しい思いをさせるから』などと伝えるのは、恋人にとっては、『一緒に乗り越えればいい』と思わせてしまうし、何故別れないといけないのかとても不可解です。含みを持たせると後ろ髪を引かせる要因になるので、やめましょう」(同)
未練 ★★★★☆
ダメージ ★☆☆☆☆
「男性が都合よくその場しのぎで言いがちですが、最も言ってはいけない言葉です。なぜならこの言葉は相手に『まだ頑張ればチャンスはある』と思わせてしまうからです。
本当にその人のことを大切に思って、不用意な時間を取らせたくないのであれば、『好きじゃなくなった』とはっきり伝えましょう。この言葉は『そんなわけない!』と、恋人の友人の女性たちを逆上させることにも繋がり、その女性のコミュニティの中でも不誠実な印象を与えてしまいます」(同)
未練 ★★★★☆
ダメージ ★☆☆☆☆
「一方こちらは、女性が言いがちな言葉です。本心としては、『もう私はあなたと一緒にいることに疲れた』といった気持ちが含まれています。それをオブラートに包んで表現すると、『もっとふさわしい女性がいる』という言い回しになるんです。しかしこれも、相手に『お前しかいない!』とか『お前が一番なんだ』という気持ちにさせてしまうので、別れの言葉にはふさわしくないと思いますね」(同)
つまりは、相手に反論の余地を残さないためにも、悪役に徹して気持ちが冷めたことを伝える。これに尽きるというわけですね…。
「相手をスパッとその場で斬ってしまったほうが、別れの期間を長期化させずに、最小限の労力で別れられるんです。そして振られる側も、そのときは辛いですが、ズバリ言ってくれたほうが諦めがつき、あまり引きずらないで済みます。その結果、違う異性に気持ちを向けられるので、後々感謝されたり、その後、友達関係に戻りやすくもなるのです。お互いのために、『別れの言葉はストレートに』を心がけましょう」(同)
恋人との別れを考えている人は先生の言葉を参考にしてみてはいかがでしょうか?
(冨手公嘉/verb)初出 2013/8/20
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