ヒトメボ

歯科衛生士

北原文子

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
  • コメント入力フォームに移動する
  • 評価フォームに移動する
読了時間:約3分

 「ダメだよなぁ…」と思いつつも、なかなか変えられないのが生活習慣。でももし、その習慣が健康だけではなく恋愛にも影響するとしたら? ちょっとは見直してみる気になるかもしれませんね。たとえば、歯磨き。今回は、歯科衛生士の北原文子さんにお話を伺いました。

「歯を磨かないでいると、口臭や虫歯だけではなく、次のような健康被害や外見への影響が出てきます」(北原さん・以下同)

 さて、歯磨きサボりが恋に影響してしまいそうなこととは?

体臭が強くなる

「歯にこびりついた汚れが体内に入ることで、体臭が強くなったり免疫力が低下したりすることがあります。臭いは慣れてしまうので、自分の口臭や体臭が気にならなくても、相手は不快に思うケースも多いです」

 気づかないうちに口の中だけでなく体まで臭ってしまう…!! たしかにそれは避けたいですね。

歯が抜ける

「虫歯や歯周病が増えれば、歯が抜けやすくなります。笑ったときに歯がないとステキな笑顔が作りにくくなりますよね」

 抜けてしまうのも、それが気になっていつもしかめっ面になってしまうのも困りものです。

顔のたるみ、シワを誘発

「歯が抜けると噛み合わせが悪くなり、顔の筋肉を動かしにくくなります。そのため、顔のバランスが崩れたり、たるんでシワができやすくなったりしてしまいます」

 実年齢より老けてみられてしまう…という人は歯に問題を抱えているケースもあるのかもしれませんね。ちなみに、きちんと歯磨きしていてもいつかは抜けてしまうような印象もありますが、歯って普通はいくつぐらいから抜け始めるものなのでしょうか?

25才がお口の曲がり角!?

「食べるものや生活環境によって変わるので、具体的に何才とはいえません。ただ、25才を過ぎると唾液量が低下していくので、虫歯や歯周病になりやすくなっていきますね」

 25才! お口の老化は思ったより早いのですね。唾液には口内を洗浄する働きがあり、清潔さを保つためにとても重要なのだとか。さらに、唾液には美容につながるこんなうれしい効果もあるそうです。

唾液に含まれる若返りホルモン「パロチン」

「最近では唾液に含まれる『パロチン』というホルモンが、筋肉や歯、骨の若返りに役立つと言われています。こめかみ辺りから出る唾液に含まれるので、上の歯の奥から2本目辺りの歯茎を歯ブラシで軽くマッサージすると、出やすくなります。また、恋をしたり恋愛系の妄想をしたりすると出るとも言われています」

 「恋をするとキレイになる」という説は、あながち間違いでもないんですね。いつまでも若々しい人は自然と歯茎をマッサージできているのかも? 最後に、汚れを落としやすい磨き方を教えていただきました。

「まず、歯ブラシは鉛筆のように持ちましょう。歯だけでなく、歯茎もマッサージするように磨くと◎。歯茎の血行をよくすることで、汚れが付きにくくなり、虫歯や歯周病の予防になります。磨く強さは、手の甲の親指の付け根をブラシでこすり、痛くない程度がベストです。あと、朝は左上から、夜は右下からなど、磨く順番を変えるだけでブラシが届く範囲が変わるので、磨き残しがなくなりますよ」

 「今日はいっか…」なんて思ってしまうこともありますが、自分のためにはもちろん、恋人や今はいなくても将来の出会いのためにも、やっぱりしっかりと歯磨きすることをおすすめします。

(有竹亮介/verb)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク

評価

ハートをクリックして評価してね

評価する

コメント

性別

0/400

comments

すべて見る >

ライター

有竹亮介

verb

あわせて読みたい