ヒトメボ

手相鑑定士

斉藤郷琉

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読了時間:約3分

 飲み会の席などで「SかMか」といった話で盛り上がったこと、ありませんか? でも、自分と他人とでは評価が違っていたり、正直なところ、自分でもどっちなのか分からなかったり…。そこで、手相鑑定士の斉藤郷琉先生に、SとMどちらの気質が強いか、手相から判別する方法を伝授していただきました!

「SとMどちらの気質が強いかは『金星帯』という部分で判断できます。『金星帯』とは、人差し指と中指の間にある付け根から、薬指と小指の間にある付け根までに弧を描いて伸びている線のことです。

ただ、これがはっきりと弧を描いているケースはまれで、片一方だけから伸びていたり、途切れていたり、切れ切れで何本かの線になっていることがほとんど。この『金星帯』の表れ方の違いで、SとM どちらの気質が強いかを探ることができるのです。また、斉藤流手相術としては手を組んで親指が下に来た手を他人から見た自分、上に来た手を自分から見た自分として判断していますので、合わせて参考にしてみてください」(手相鑑定士・斉藤 郷琉さん)

 それでは、手を見ながらSとMどちらの傾向が強いか確認してみましょう! あなたは以下のうち、どれに当てはまりますか?

人差し指と中指の間から線が伸びている:Sの気質が強い

薬指と小指の間から線が伸びている:Mの気質が強い

両方向から線が伸びている:SとM両方の気質がある

「両方から伸びている線は、SとM両方の気質を持ち合わせているということから『モテ線、人気線(エロく見える線)』と表現します。また、線が長かったり、濃かったりする場合、どちらの線の意味も気質が強いということが言えますね」(同)

 なるほど。筆者の場合、両方出ていましたが、ややM気質が強いようでした…。

「職業柄、Mの気質が出ているのかもしれませんね。Mの気質が強い人は人と会って話をする上で、相手から話を聞き出すことが得意なので。一方、Sの気質が強い人は、発信する力や何かを生み出す力に長けていて、仕事においてもリーダーシップを発揮するのが得意ということが分かってきます。そして、この線がはっきりと出ていたり、きれいに弧を描き繋がっている人は、公私問わず同性、異性共に受けがよく、なおかつ自分も積極的で美的感覚・感性も優れているので、芸術方面の分野で力を発揮しやすいという特徴も持ち合わせているのです。実際に芸能界で活躍する役者さんやモデルさん芸人さんなどにも多いのです。一方で、『金星帯』がほとんどない人は、異性に対して控えめという事ではなく、自分を表現する事が少し苦手であるところがありますから、少し頑固な職人さん(土木、大工などの力仕事)の世界で活躍する人が多いですね。

また、世間ではココを良く『エロ線』とも言いますが、上記で説明した人間味の中で『エロく見えるだけの線』であり、実際の性欲に関して判断する部分ではないことも伝えておきたい点ですね」(同)

 金星帯ひとつでS・Mといった気質のほかに、美的センス、異性に対する積極性までもが読み解けるとは…! 合コンでの余興として、はたまたカップルで見せ合いっこしてみるのもいいかもしれませんね。

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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