ヒトメボ

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 インターネット、漫画、雑誌にドリンクまで揃って、24時間リーズナブルに利用できる漫画喫茶。しかし、壁で仕切られた個室内では、読書やインターネットなどの本来の利用目的を超越したおかしな出来事が起こっているんだとか。そこで、普段、何気なく利用している漫画喫茶の四方山話をそこで働く人に聞いてみました。話を伺ったのは、中央線の某駅前でアルバイトをしているIさん(25歳・女性)。まず、客層ってどんな感じなんですか?

「うちの場合、年齢層は高いですね。30代〜50代の男性がボリュームゾーンです。場所柄もあるけど、学生さんはあまりいないかも。朝から夕方にかけて、より年齢層が高く、仕事が終わる19時ごろからサラリーマンが増えはじめます。夜中と朝方は、ホームレスの方と夜の商売の方が多いですね。男女の割合は7:3ぐらい。女性は学生さんか夜の商売をしている方が朝方に利用するケースが多いですよ」(Iさん)

 確かに、客層は場所によって大きく変わりそうですね。やっぱり、常連さんも多いんですか?

「多いですね。毎日来て株の取引をしている方や、決まった時間に来て、ひたらすら漫画の巻を読み進めていく方など、それぞれです。長時間いる方は12時間パックを利用している方が多いですね。たまに、ちょっと困った場面に遭遇することもありますが…」(同)

 え!? 具体的にはどんな使い方をしているのでしょうか? もしかして、個室内は監視カメラで丸見えとか…?

「ウチの店にカメラは設置されていませんよ。なので、個室で何をしているかの全容を把握することはできません。ただ、片付けのときに男性が自慰行為をしたと思しきティッシュに遭遇することは多いですね(苦笑)。Hなビデオが鑑賞し放題になっているので仕方ないとは思いますが…。あとは、カップルシートで実際にセックスしている人もいましたね。廊下を通ったときに、キュッキュと揺するような音がしたり、声が漏れてくる場合もあります。セックスの場合、たいがい周囲の席からクレームが付きますね」(同)

 

 クレームが付いた部屋には直接注意しに行かなくてはならないそう。ただ、その場合はトラブル回避のために、男性店員に注意しに行ってもらうことが多いと言います。こういったシモの珍事は、これ以外にもかなり多いとか。

「男性がAV鑑賞をしている際にジャックが抜けてしまって声がダダ漏れというケースもあります。前に注意しに行ったことがあるんですが、その男性の恥ずかしそうな顔は一生忘れません(笑)。また、女性客だったんですが、下半身丸出しで寝ていた方がいました。しかも、部屋が間違っていたため、その部屋に案内された男性がその光景を見てしまうことに。女性客は帰るときに『誰か入ってきたみたいなんですけど、私、部屋間違えてました…?』と。おそらく、起きていたんでしょうね。それ以来、その方は来なくなりました」(同)

 ああ…。まさに、目も当てられない状態です(笑)。筆者もよく漫画喫茶を利用するだけに、こういった事態は絶対に避けたい! ちなみに、Iさんの感覚では漫画喫茶で本来の使い方(インターネット・読書・休む)をしている人は、全体の4割程度だとか。残りの6割は、上記のようなケースだと予測します。個人ではもちろん、カップルで訪れるときはくれぐれも、健全な利用を心がけましょうね!

(船山壮太/verb)
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ライター

船山壮太

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