新しい服を買ったら報告する義務…　恋人から受けた“よく分からない”束縛

　恋人からの束縛が強すぎるとイヤなものですが、そうしてくる本人なりの理由やその効果については分からなくもありません。ただ、なかには「それって意味あるの？」と首を傾げたくなるような束縛もあるようです。そこで、恋人から受けた「よく分からない」束縛についてヒトメボ読者に聞いてみました。

新しい服を買ったら当日に見せないといけない

「新しい服を買ったときは必ず報告しなければならない。彼女と一緒に買うときはいいが、一人で買ったら写メで当日に見せること。そして次回のデートで着ないと彼女に怒られる。彼女によると、『他の女に会うときのために、新しい服を買わせたくないから』とのこと。まったく意味がわからなかった」(北海道・23歳男性)

　いっそのこと「服を買っていいのは一緒にいるときだけ」でいい気もするのですが……。そこは彼女なりの優しさなんでしょうか。

LINE禁止

「以前、私が浮気していたのをLINEで知った彼氏。それ以来、LINEの使用が禁止になった。一応『浮気防止』とのことだが、別にLINEを使わずとも浮気はできるので、これで束縛した気になっている彼が逆に不安になった」(愛知・25歳女性)

　LINE自体が浮気の原因になっているわけではありませんものね。さて、2度目の浮気も近いうちに来るかもしれません。

メスのペット禁止

「メスの犬を飼おうとしたら、彼女が『ダメ、オスにして！』と言ってきた。さらに、名前も『太郎』などのオスっぽい名前にするよう懇願してきた。メスの犬で、しかもかわいい名前だと彼女が嫉妬するらしい」（東京・31歳男性）

　確かに、彼氏がペットを溺愛しすぎて彼女の相手をしなくなる可能性もありますが。

2週間の「会わない期間」を設けてくる

「彼氏は、私の愛情が落ちてきたと感じると『しばらく会わないようにしよう』と2週間会わない期間を設ける。そして2週間後、『どう、会いたくなった？』と聞いて、私の気持ちを確かめてくる。私がそこで会いたそうにしないと不機嫌になる。最初は我慢して従ったが、もう付き合っていられなくなってきた」(東京・24歳女性)

　愛情を確認して再燃させるはずの期間が、かえって気持ちが冷めてしまうきっかけになってしまったんですね……。

　

前回の手料理メニューを答えさせられる

「手料理を作ると、必ず『前は何を作ったっけ？』と前回の手料理メニューをテストしてくる彼女。場合によっては、1ヶ月以上前のことを思い出さなければならないので、うっかり忘れてしまうこともある。仕方ないミスなのに、彼女は『私への気持ちがなくなってる』と言いだして大変だった」（東京・28歳男性）

　むしろものすごく不味かったりすれば一生モノの思い出にもなるのでしょうが……。せっかくの手料理、普通においしく食べさせてもらいたいものです。　

失恋ソング禁止

「私が聞いている曲にまでチェックを入れてくる彼氏。最近、失恋ソングを聞いていたら『なんで失恋の歌なんか聴くの？　共感できるところでもあるの？』みたいなことをいわれた。『付き合っていて幸せ』という曲しか聞いちゃいけないらしい」（山梨・27歳女性）

　今そういう状況じゃなくても、失恋や出会いの曲を聞きたくなることはあるはずです。

ゲームの登場人物を「私の名前にしなよ！」

「ロールプレイングゲームで、重要な女キャラクターが出てきた。その子の名前は自由に変えられるのだけど、静かに隣で見ていた彼女が『私の名前でいいよね』といってきた。冗談と思ってたら『だから、早く私の名前にしなよ！』と強めの口調。まさか本気だと思わずびっくりした」（神奈川・27歳男性）

　ゲームの世界でも彼と一緒にいたいということでしょうか……。他人に知られたら、ちょっと恥ずかしいかもしれません。　

　意図の分かる束縛ならまだしも、「それって意味あるの？」という束縛は、困るというより困惑しますよね。相手の感覚や価値観に疑問を抱いてしまいそうですね。恐れるべきは、束縛の“程度”ではなく、束縛の“方向性”なのかもしれません。

(有井太郎＋プレスラボ)

初出 2015/3/26