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ゲイライター

アボンヌ安田

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 近年、テレビで観るおネェタレントのめざましい活躍で、ゲイと呼ばれる、いわゆる同性愛者の存在が世間的にぐっと身近になった感がありますよね。

 しかしながら、ゲイの恋愛事情は謎めいたことが意外と多いもの。ノンケ(異性愛者)の人たちが想像するゲイ同士の恋愛は、男らしい風貌の男性と美少年のカップルや、可愛らしくか細い男の子がガッチリ体型の男性に恋をする…といったケースを思い描いてしまいがち。ですが、実際には似たような見た目のゲイカップルが多いような気がしませんか? これってゲイ特有の恋愛現象なのでしょうか?? 芸能誌などで活躍する、ゲイライターのアボンヌ安田さんにお聞きしました。

 

「そもそも、ガチムチ系など『見た目が男っぽいゲイ』は、ジャニーズ系など『見た目に女性的な要素を含んだゲイ』を好むもの…といった発想自体が間違い。もちろん、そういう方もいらっしゃるし、ガチムチ系とジャニーズ系のカップルもそれなりに存在しているけど、確率的に言えば珍しい部類よ。

なぜ、『見た目が男っぽいゲイ』は、自分と同じく『見た目が男っぽいゲイ』を好む傾向にあるかというと、これは性的対象が同性であるゲイならではの『自分の外見を好みのタイプの男性像に近づけていく』といった現象が起こるため。とはいえ、『好みのタイプは自分とは正反対な人』という方もいらっしゃるから、すべてのゲイに起こり得るわけではないんだけどね。

ただ、特にイカホモの方々には、この現象が多く見られるのも事実。理由は推測でしかないんだけど、まず第一にどんなゲイにも多かれ少なかれ『男らしさに性的魅力を感じる』という部分があって、イカホモの方々はそれが顕著である上に『自分が好きな男らしいゲイも、こんな風に男らしさを求めているはず』と共感できるからこそ、求愛のために見た目を近づけていくんじゃないかしら」(アボンヌ安田さん)

う~ん、なるほど…。自分を好きなタイプに似せていく行為は、求愛行動のひとつだと捉えられるわけですね。さらにそれは「女性のある行動にも共通する」と、アボンヌ安田さんは指摘。

「もしかすると無意識のうちに、女性的な感性が刺激されているのかもしれない。エビちゃんOL然り、女性って憧れの対象をコピーする能力に長けているでしょ。それと同じような原理で、自然と好みの男性像をコピーしやすいってことも考えられるよね」(同)

 つまり、「なりたい憧れ像」に近づくことと、好きなタイプの男性へのアピールが合致しているってことですね。と、ここで気になったのがアボンヌ安田さんのコメントに出てきた「ガチムチ」、「イカホモ」という言葉。フツーに聞き流してしまいましたが、これってどういう意味? どんな人? …気になるその内容は、次回詳しく解説します!

(坂井あやの/verb)
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