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2016.04.11
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いいなと思う人と出会っても、最初の会話での第一印象が良くなかったら、そこから恋愛に発展する可能性は低くなってしまいますよね。とはいえ、相手の情報がほとんどない状況で、いきなり会話を弾ませるのも至難の業。好意を持ってもらうには何をどう話せばいいのでしょうか? 作家でイラストレーターの斉田直世さんにお話を伺いました。
「相手に好意を持ってもらう、会話の基本テクニックは3つあります。1.笑顔で、2.自分から、3.視線を合わせて、話すことです。笑顔でずっとニコニコしている子って話しかけやすいし、話していても好意的に思ってくれているのが伝わります。“自分から”は、おしゃべりになれというのではなくて、『はじめまして』などの挨拶や、言葉かけのセリフが相手より先に出ると好印象を与えます。“視線を合わせて”は、あなたの話を真剣に聞いてますよ、というサイン。この3つのポイントが重要です」(斉田さん)
当たり前のようにも思える、この基本の“き”ができていない人がけっこう多いのだとか。では、会話を弾ませるにはどんなことを話せばいいのでしょう?
「初対面の会話で一番重要なのが、お互いの共通点を見つけることです。なんでもいいので、ひとつでも同じものが見つかったら『あたしもー!』といった具合に食いついて、そこを掘り下げて話すようにすれば確実に盛り上がります。とは言っても、いきなり突っ込んだ質問はなかなかできないと思うので、『お休みの日は何をなさってるんですか?』、『いつもどの辺で遊んでるんですか?』など当たり障りのない質問を10個くらい用意しておけば、なにかしら共通のものが見つかりますよ」(同)
共通点さえ見つかればそこから話を広げたり、それにこじつけて次回また会う約束につなげていったり、距離を縮めるきっかけになりますよね。とはいえ、相手が会話下手だったり、周りに人がいるようなときは、あまり突っ込んだ内容は話せないこともありそうです。
「相手が複数いるときは、全体で話せる話題を振るのがいいですね。例えば、『男と女の友情はありえる?』というようなテーマを出して、活発に議論になりそうなことを言ってみるとか。心理テストをするのもアリ。1対1の場面では、自分の体験話をして、『○○さんはどう思う?』と投げかければ、相手の意見を引き出すことができます。口下手な男の人でもいろいろと質問して、相手が目を輝かせて話始めたらそこをガンガン聞いてみればOKですよ」(同)
ここまで会話の引き出しを用意しておけば、魔の沈黙なんて起こらないのかもしれないですね。ところで、女性があえて気のないそぶりをして男性を引かせる…というテクニックも時折見受けますが。
「自分に自信のある子やキレイだという自覚があるなら別ですが、自分くらいのレベルの子がゴロゴロいる場でそんな態度をとるのは逆効果ですよ。気になる男性にほかの女子がガンガン声をかけてたら、おそらくその男性はそっちの子に気が向いてしまうはず。例えば、合コンで一番目にいいなと思ってる子が脈ナシの雰囲気で、二番目の子のリアクションが良かった場合、男性は二番目の子に興味が移るものなんです」(同)
たしかに、自分への好意を感じるとついついその気になっちゃいますからね。さて、こうした会話の基本テクニックを押さえたうえで、最後はどう会話を終わらせるか。
「どんなシーンでも男女問わず、初対面で好印象を与えるには“笑顔で、自分から、視線を合わせて”という基本は一緒。無理に褒めたりしないでも、3つのポイントを押さえれば、自然と好意が伝わり“また会って話をしてみたいな”と思ってもらえますよ。もうひとつの秘訣としては、1~2時間程度で区切るというのも大切なポイントです。初対面の会話ではだらだらと長時間過ごすより、“もっとじっくり会って話してみたい”と思わせるような時間配分と会話を心がけてみてくださいね」(同)
なるほど~。初対面での会話は他愛ない質問から共通点を見つけて、相手が後ろ髪を引かれるような気持になるまで、なんですね。まずは3つの基本テクニックを叩き込んで、次の出会いに備えたいと思います!
(冨手公嘉/verb)初出 2011/7/20
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