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2011.07.08
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2011.07.08
いよいよ夏も本番。開放的な気分になる夏は、素敵な恋の予感がしますよね♪ 「ひと夏の恋」なんて言葉もあるように、この時期はなにかと恋に落ちやすいのも事実。じつはこれ、「人間が発情期に入っているから」という仮説があるらしいのですが…ホントに人間にも発情期なんてあるの!? 気になる「ひと夏の恋」のメカニズムについて、恋愛心理や脳科学に詳しい、まついゆうへいさんに聞いてみました。
「じつは人間は、ほかの動物と違って発情期はありません。というのも、育児において男女がペアである必要があったからです。人間の赤ちゃんは動物と比べ未熟児状態で生まれてくるため、女性は、子どもが大きくなるまで生活を守ってくれる誠実な人かどうか、相手の男性について、見極める必要があります。その結果、ほかの動物より妊娠する確率が低く、長く男女の関係を保たなければ赤ちゃんができにくい仕組みになったと考えられます。一方の動物は、生まれてすぐに自力で餌を探したりできるので、オスとメスが長期的なペアである必要性もなく、出産のタイミングを自分達のもっとも適した時期…つまり、発情期に選んでいるのでしょう」(まついさん)
人間に「発情期」はないとなると、どうして夏は恋をしやすくなっちゃうの? まついさんによると、それには2つのキーワードが関係しているのだとか!
「一つは“非日常”です。夏休みや花火などのイベントは仕事や学業からはなれた非日常ですよね。人の脳は、非日常に身をおくと開放感からドーパミンやエンドルフィンなどの快感物質を分泌します。これは一種の興奮状態でトランス状態ともいいます。トランス状態になると、普段は理性で抑えていた本能がちらりと顔を出し男女の欲求が刺激されるので、先をあまり考えずに恋に落ちるケースが多いのだと思います。そして、夏休みが終わりトランス状態から目を覚ますと別れてしまうのです」(同)
なるほど…たしかに夏はわくわくするイベントが多いですが、まさかそんなに脳が活発だったとは。浮かれた気分になるのも、脳の快感物質のせいだったんですね。
「二つ目のキーワードは“肌の露出”です。男性の脳は島皮質(とうひしつ)という視覚を司る部位が発達していて『この女性が丈夫な赤ちゃんを産めるかどうか? 』を目で見て判断するため、視覚が刺激されれば興奮できます。一方、女性は帯状回という記憶や感情を司る部位が発達していて『この男性は何を約束し、どのように実行したか? 』を見るものです。女性は視覚で男性ほど興奮はできませんが、肌の露出が多くなる夏は、男性をカンタンに興奮させやすい=女性がその気になれば恋に発展しやすい季節だと言えます」(同)
つまり女性にとって夏はアプローチのチャンスってことですね! よし、冬になる前に実行に移さねば(焦)!!
「確かに冬は『肌の露出』が少なくなりますが、室内ではノースリーブや胸元が広く開いた服を着るなど露出を多くする工夫をすれば、男性を視覚で興奮させるチャンスになります。また、非日常は冬の季節にも多くありますよ。クリスマス、年末年始、バレンタイン…と、イベントをうまく利用できれば冬でも恋が実りやすいのではないでしょうか? 夏でも冬でもポイントは『非日常を一緒に過ごす』ことです。トランス状態を共有すると恋が芽生えますよ! みなさんにとってこの夏が実りあるものとなるように願っています」(同)
まついさん…貴重なアドバイス、ありがとうございます! さっそく、夏のイベントの計画を立てちゃおうっと♪
(池田香織/verb)
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