髪の広がり、足のムレ、衣類の生乾きを

解消！ 梅雨をキレイに乗り切る雨の日の

身だしなみ術

　ジメジメとした雨の日が続くこの頃。おしゃれして出かけても駅に着くまでに髪型が崩れたり、足が濡れてしまったりと、なにかと気分まで湿りがちになってしまいますよね。駆け込んだ電車の中は、衣類の生乾き臭がプ～ン…。傘のしずくで床は滑るし、気がつけば不快感で眉間にシワが。テンション下がり気味なこの季節を快適に過ごすには、どんなことに気をつければいい？ そこで今回は、梅雨の女性のお悩みを解消するコツをご紹介します。

Ｑ：雨の日は髪の毛が広がって髪型が決まらない！

Ａ：髪の広がりやうねりは、キューティクルがはがれた部分に水分が侵入して膨張するのが原因。毎日のバスタイムに、トリートメントなどで傷んだ髪を補修しましょう。雨で髪が濡れたまま自然乾燥させると傷みやすくなるので注意を。外出先では洗い流さないトリートメントを持ち歩いてこまめにケアを心がけて。目の粗いブラシでゆっくりと軽めにブラッシングするのも◎。頭皮の刺激や汚れ落としにもなります。

Ｑ：湿気で髪の毛がぺちゃんこになってしまう場合は？

Ａ：ケラチン配合のシャンプーやトリートメントの使用がおすすめ。髪内部まで成分が浸透し、髪そのものが強くなりボリュームアップにつながります。髪の毛を乾かすときは、ドライヤーの風を下から当てるように乾かして。

Ｑ：電車の中での傘の正しい持ち方は？

Ａ：乗る前に水気を飛ばしてまとめておくこと。この時、周囲に水が飛ばないようにきちんと確認してから行いましょう。電車に乗ったら、傘を床から浮かさないようにして正面で持つように。腕にかけて持つと、隣の人や座っている人に雫が垂れることもあるので注意して。折りたたみ傘は、傘袋に入れてコンパクトにまとめておくべし。

Ｑ：足がムレてにおいが気になる…。

Ａ：パンプスや流行中のブーサンはムレやすく、素足で履くとにおいや水虫の原因にもなるので要注意。靴下やストッキングを履いて、濡れた場合に備えてバッグに替えの準備を。毎日同じ靴を履くのもＮＧ。数足をローテーションするように心がけて。においが気になる場合は、殺菌効果のあるお酢を入れた足浴もおすすめ。外出先では消臭剤を使用したりインソールを敷くのも有効です。

Ｑ：部屋干ししたときの生乾き臭、なんとかならない？

Ａ：生乾きのイヤなにおいは、雑菌の繁殖が原因。風通しのよくない室内で干すと、雑菌の繁殖を促してしまいます。これを防ぐには、1.洗濯機に入れる衣類の量を減らす。2.洗濯が終わったらなるべく早めに干して、洗濯槽内に衣類を放置しない。3.お風呂場に干して換気扇を回す。室内に干す場合は、洗濯物の近くで扇風機を回して風を送る。この３点に気をつければ生乾きのにおいを解消、軽減できます。

　ちょっとした心がけや工夫で、これまでのプチストレスも軽減できそうですね♪ 最近は、スタイリッシュなレインブーツやレインコートもたくさん登場し、雨の日のスタイリングも楽しめるようになってきました。憂うつ気分を吹き飛ばして、おしゃれに楽しく梅雨を乗り切りましょう！

(坂井あやの/verb)