0
0.0(0人が評価)
2016.01.24
0
0.0(0人が評価)
2016.01.24
インターネットを使っていつでも様々な情報に触れられる時代。そのぶん、テレビを見る機会は減ってきたかもしれません。なかには敢えて見ないという「テレビ見ない派」もいます。ただ、彼らの「テレビ見ないから」発言には、なんだかイラッとしてしまうこともあるようです。ヒトメボ読者にイラッとする理由を聞いてみました。
「『テレビ=低俗なもの』って思われてるんだってわかったとき、上から目線な感じがムカついた。どうせ庶民だからいいです!」(東京・26歳男性・好きな番組『ロンドンハーツ』)
だからといって「テレビを見ていない自分=高尚」とはならないんですけどね。どんな場合でも、上から目線はいただけません。
「『バラエティ番組とかお笑い番組って、どの辺が面白いの?』と聞かれたんだけど、その質問の調子に、こっちのセンスをバカにしているようなニュアンスがあって、内心『お前とは笑いのツボが違うんだよ!』と」(神奈川・35歳男性・好きな番組『めちゃ×2イケてるッ!』)
何を面白いと思うかはそれこそ人それぞれですので、個人的な嗜好をバカにされたように感じればイラッとしてしまうのも無理ありませんね。
「テレビで見たニュースについて話していると、『それ2日前にネットで見た』と言われたとき。なんか情弱(情報弱者)扱いされているみたいで嫌だった」(東京・25歳女性・好きな番組『内村さまぁ~ず』)
速報性についてはネットに分がありそうですが、情報というのはそれだけではないので、まだまだ両方を活用する人のほうが多いかと思います。速さだけで強弱は判断できません。
「テレビ見ない彼氏と、世界の面白動画を紹介する番組を見ていたら、『これだいぶ前にネットで流行った動画だよね』『うわ、懐かしいな~。前にネットで見た』としきりに呟いていた。自分、情報通ですごくない?的なオーラがすごくて、私も段々面白くない気分に。『そっちはネット中毒じゃん』って思った」(東京・22歳女性・好きな番組『ザ!世界仰天ニュース』)
彼氏も、単純に懐かしさを楽しむだけだったらよかったのかもしれませんが、度を過ぎたアピールがイラッとされる結果に。
「『忙しくて見る時間ない。そんな暇あるならもっと有意義なことするべき』って感じで、たまに一緒に見ることがあってもパソコンをカチャカチャやってる。ライフハックだとか知らないけどテレビくらいゆっくり見たらいいのにって思うんですけどね。少なくとも傍から見ててなんか滑稽」(東京・37歳女性・好きな番組『タイムスクープハンター』)
寝てないアピールもそうですが、きちんと寝て、テレビくらいゆっくり見られるゆとりがあったほうがいい仕事ができそうな気もします。テレビを見てるからって特に暇なわけでもないですしね。
「ドキュメント系の番組を見ていると、『テレビなんて全部ヤラセに決まってんじゃん。よく信じて見られるねー』と。こっちは楽しく見てるのに、興ざめです」(埼玉・30歳女性・好きな番組『テラスハウス』)
なかにはヤラセ疑惑で騒がれる番組もあるので真相はわかりませんが、全てを嘘だと思ってしまうと楽しめるものも楽しめませんよね。
一方で、こんな「テレビ見ないアピール」ならイラッとされないようです。
「テレビを見ない友人は、『芸能人とか全然知らない』と豪語。でも、話題に芸能人の名前とかが出てくると、『どんな人?』とか『名前もう一回教えて』とか言って、ネットで画像とか調べて話についてくる」(福岡・27歳男性)
たとえ自慢気にしていたとしても、根本で特に他人を見下したりしていなければ問題なさそうですね。ただ、この方の場合はいっそテレビを見たほうが早いのでは?
「『どうしてテレビを見ないの?』と聞くと、『芸能人はみんなかわいすぎるから、見てると苦しくなってしまう(手が届かないという悲しさが、テレビを見ると強まる)』と言っていた友人」(東京・26歳男性)
自分の知らないきらびやかな世界を垣間見ることができるのもテレビの魅力ですが、それが自分の手に入らないものだと痛感するがゆえに遠ざける人もいるようです。
どうやらテレビを見ないことにイラッとしているのではなく、テレビを見てる人を「バカにしてる感」が伝わってくる、あるいは、そう思ってるんじゃないかと感じてしまうということみたいですね。どちらも大事な情報ツール。お互いケンカせずにやっていけるといいですね!
(藤井弘美+プレスラボ)初出 2015/1/20
0comments