ヒトメボ

心理コーディネーター

織田隼人

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読了時間:約4分

 学校帰りや休日など、友達同士で気軽に遊びに行ける場所といえば「ゲームセンター」。普段何気なく訪れている場所ですが、単純に楽しいだけじゃなく、じつは男女の恋を急接近させる要素もあるのだとか。

「ゲームセンターは、『非日常』な空間であることに加え、『共同作業』をともなう遊びが多いことが特徴として挙げられます。これらの要素は、恋愛においてとても重要。うまく利用すれば、気になる異性をゲーセンデートに誘っていい雰囲気になれるかもしれませんよ」

 とは、心理コーディネーターの織田隼人さん。まず、なぜ「非日常」の空間が重要になるのでしょうか?

「心理学では『吊り橋効果』という有名な理論があります。これは、揺れる吊り橋を渡るときの怖さや興奮による胸のドキドキを、そこで出会った異性に恋しているからだと錯覚してしまうというもの。そして、これと同じことが非日常空間に行くと発生します。ゲームセンターや遊園地などのアミューズメント施設では、派手な演出や大きな音、場合によってはゾンビが出て来て怖さを演出したり、敵に勝ったときには爽快感のある映像や音楽が流れたり…と、日常生活では体験できない『ドキドキする演出』がたくさん仕掛けられています。これが吊り橋効果と同じ作用をもたらし、一緒にいる人と恋に落ちる錯覚をし、それが続くと本当の恋になるのです」(織田さん)

 いつもと違う所、ワクワクする所、怖い所…。これらの場所では「ドキドキ」が発生しやすく、それが恋の始まりをアシストするというわけですね! では、「共同作業」の方は恋愛とどう関係があるの?

「恋愛は『二人の連帯感』があると発展しやすいため、一緒にゲームをする共同作業はとてもオススメ。特に、対戦型ゲームより協力型ゲームの方が恋の発展にはいい作用をもたらします。例えば、音楽ゲームやクイズゲーム、敵を倒していくゲームをすると、共通の目標を二人で達成していくことになります。すると、二人の間に連帯感が生まれるとともに、何かをクリアする毎に共通の達成感が生まれるのです。一緒に行動して成し遂げた達成感は強い仲間意識を作り出すので、二人の関係がより近づくことになるでしょう」(同)

 なるほど。ゲームセンターで発生する「ドキドキ」と「連帯感」を味方につければ、ちゃっかり恋愛を発展させられそうですね!

 そんな中、巷では「maimai」という名の誰でも「舞え」ちゃう新感覚の音ゲーが人気急上昇中とのウワサが!男女2人でプレイをすれば、一緒にドキドキ感が味わえるのです! そこで、全国のプレーヤーの中から投票で選ばれた「maimaiガール」の発表イベントに潜入し、見事グランプリ&準グランプリに輝いた2人の意見も聞いてみました。

「男女でゲームセンターに行くのは全然アリ! 最初はUFOキャッチャーやプリクラも楽しみながら、自然な流れで音ゲーへ誘ってみるのもいいかもしれませんね。音ゲーは対戦型のゲームと違って勝敗がつかないから、男の人のプライドを傷つけないところも安心。でも、好きな人の前ではわざと『できない〜!』と言って、可愛い自分を演出しちゃうかも(笑)」(グランプリ/MEMI*さん)

「maimaiを一緒にプレイすると2人の連帯感が『シンクロ率』で表示されるので、相性診断のツールとしても楽しめると思います。それと、選曲でその人の性格や好みが分かるのも音ゲーのいいところ。私はオタク系の曲が好きなので、デートに慣れてきたらそういう所で素の自分を少しずつ出していこうかと思ってます!」(準グランプリ/CHI-NOさん)

 どうやら2人とも、デートでゲームセンターに行くのには大賛成みたい。今度ゲームセンターに行くときは、気になるあの人を誘って一緒にゲームにチャレンジしてみることをおすすめします!

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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