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2012.08.07
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2012.08.07
「酔っ払うと異性が恋しくなる」というのは、お酒を飲む人なら体感したことがあるのではないでしょうか? 「お酒」と「性欲」には切っても切れない関係があるそうですが、なかでも「男性の諸事情」についてこっそり探求してみました。よく男性は「お酒を飲むと男性器が機能しなくなる…」と言いますが、これってなぜなんでしょう!?
「お酒の飲み過ぎによって男性器の機能が低下するのは、視床下部がマヒしたことにより、末梢神経が正しく機能せず、ペニスの勃起神経への指令が伝達されにくいことに関係しています」
とは、「五感プロデュース研究所」主席研究員の荒木行彦さん。荒木さん、こんなことを伺うのもなんですが…そもそも男性器って、通常はどのように機能するのですか?
「男性器の勃起は、脳から末梢神経のペニスの勃起神経に刺激が伝達され、海綿体の動脈が拡張して充血が起こる、というのがメカニズムです。詳しく説明すると、視覚・触覚・聴覚・嗅覚などの五感への刺激や性的な想像力によって脳が興奮状態となり、脊髄の神経を通って最終的に末梢神経のペニスの勃起神経へと刺激が伝達される、ということです。すると体内では一酸化窒素が生じ、海綿体の平滑筋細胞内にcGMPという神経伝達物質が増えて勃起状態になるのです。アルコールの摂取によって五感の働きが鈍ると、これらの一連の指令が脳から末梢神経に伝わらず、性的興奮や想像もできないのでセックスどころではなくなるのです」(荒木さん)
適度なアルコール摂取は積極的になれるというメリットがあるものの、飲み過ぎてイザというときに勝負できないのは、男性として切ないことなのでしょう…(きっと)。
では、ほろ酔いの力を最大限に活用し恋愛にチャンスを呼び起こすには、男女それぞれ、どんな飲み方や振る舞い方を心がけるべきですか?
「男性へのアドバイスとしては、女性は雰囲気や香り、男性の仕草などで興奮することを覚えておいて欲しいということです。ここぞという勝負の日に女性とお酒を飲むなら、居酒屋よりも、雰囲気のいいお店でワインやお洒落なカクテルを飲み、耳元で愛を囁いたりして、ほろ酔い状態を楽しむのが理想的。お酒が絡むと成り行きの恋愛になることも多いですが、くれぐれも悪酔いしていきなり体を触ったり、本性を出さないようにご注意を」(同)
「女性の場合は、ほんのり顔が赤くなったときこそ女性らしい艶っぽさが生まれ、魅力的に見えるものです。泥酔して眠ってしまったり、足を広げているようでは、いくら美人でも幻滅しますよね。また、会話が盛り上がってきたら、相手の直感に働きかけるため右脳がある左側に座り、二の腕あたりにそっと触れたりすると、男性はドキッとします。
ちなみに男性は視覚で興奮する生き物ではありますが、だからといってわざとらしく上着を脱いで胸を強調したりするのは逆効果。単純な男性なら興奮するかもしれませんが、ほとんどはしらけてしまいます。酔ってほてってきたら、上着を一枚脱ぐよりも、髪留めを口にくわえ後ろ髪を束ねてみるとか、色っぽい行動をしたほうが男性はグッとくるものですよ」(同)
そして最後に、荒木さんからアドバイス。
「性欲が高まってきたからといって好みでもない異性と一夜を共にしても、酔いが冷めたときに後悔することになりかねません。ほどよく酔って相手に心を開き、愛する人と一緒に過ごすことが最も理想だということを忘れないで下さいね」(同)
お酒の力をどう借りて、どのような結果につなげるかは、自分次第! 酔った勢いで後悔するのではなく、ハッピーな展開を期待できるような飲み方を心がけましょう!
(池田香織/verb)
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