ヒトメボ

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まだ写メやデジカメが普及していなかった時代にみんなが使っていた「使い捨てカメラ」(ちなみに正式には、使い捨てカメラではなく、レンズ付きフィルムといいます)。ここ数年、当時を知らない若い世代からの人気を集め、再びブームがきているようです。そこで、80~90年代の使い捨てカメラの思い出について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

最後の数枚が適当になる

「早く現像に出したいので、フィルムの残りがあと1、2枚になったらそのへんのものを適当に撮って使い切っていました。教室で近くの席の男子を撮ったら、気があると誤解されてしまったこともありました」(東京都/36歳女性)

残り枚数をちゃんと確認したはずなのに、なぜか1枚余っていたりするんですよね。周りに誰もいないときは、どうせ失敗するのに自撮りをして使い切っていました。

本体をデコる

「高校生の頃、外側の紙のパッケージをはがして、本体にポスカで絵や文字を描いたり、シールを貼ったりしてデコってました。みんな持っていたので、そのまま使っているとどれが自分のなのかわからなくなっちゃうので」(兵庫県/40歳女性)

現像した写真にもポスカでいろいろ描き込んでいました。プリントシール機が出現する前は、使い捨てカメラがその役割を担っていたのです。

とにかく失敗が多い

「絶対に指が入っちゃってる写真が何枚かはありました」(東京都/38歳女性)

「何かの拍子にシャッターが押されてしまい、ブレブレの心霊写真みたいなものが撮れることがよくあった」(神奈川県/40歳男性)

デジカメのようにその場で画像の確認ができないので、うまく撮れているかどうかわからないドキドキ感がありましたよね。

現像に出し忘れる

「たまに現像し忘れたカメラがどこからか出てくることがありました。中身が何なのかわからないのでとりあえず現像に出してみるのですが、たいてい『別に現像しなくてもよかったかな』と思うようなどうでもいい写真でした」(三重県/42歳男性)

デジカメのように中身を確認できないだけに、現像に出し忘れて放置してしまうと、カメラの存在を思い出したときにはもう何を撮っていたのかも思い出せないんですよね。とはいえ現像に出し忘れるくらいなのですから、かなりの確率で重要度の低い写真なのですが……。

フラッシュを焚くのに時間がかかる

「フラッシュボタンを押してからフラッシュ使用OKになるまでは数秒だけど時間がかかる。連続撮影ができないので、シャッターチャンスを逃しがちだった」(千葉県/37歳男性)

使い捨てカメラは暗さに弱いので、晴天の屋外以外はフラッシュが必須でしたよね。1枚撮影するごとにフィルムを巻き上げないないといけないので、そもそも連続撮影は無理なのですが。

光量が足りず真っ黒になってしまったり、フラッシュが強過ぎて白く飛んでしまったりということも多かったけれど、それも含めて楽しかった使い捨てカメラ。フィルムならではざらついた質感やちょっぴりレトロ間のある色合いも今また新鮮に感じます。久しぶりに使い捨てカメラを手にしてみたくなってきませんか?

(井の頭ラミ/メディアム)
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