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2019.05.18
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2019.05.18
1979年から1990年にかけて一世を風靡したお菓子に『ドンパッチ』があります。細かく砕いたキャンディータイプのお菓子で、口の中に入れるとパチパチと弾ける独特の食感が話題となり大ヒットしました。今回は、懐かしい『ドンパッチ』について取材しました。
『ドンパッチ』は、1979年(昭和54年)に味の素ゼネラルフーヅ(現:味の素AGF)から発売されました。味の素AGFに聞いてみたところ、当時の親会社である米国ゼネラルフーヅ社が開発・販売していた商品を日本に導入したとのこと。アメリカでは『POP ROCKS』という名前で販売されており、日本に導入する際に『ドンパッチ』という名前になりました。『ドンパッチ』という名前になった理由については「口に入れたときの感じをそのまま表現した」のだそうです。
口の中で弾ける不思議な食感の『ドンパッチ』ですが、元の『POP ROCKS』は実は「失敗」から生まれた商品。味の素AGFによると、炭酸入りジュースを開発する過程で偶然できたものだそうです。いわば失敗作ですが、当時の開発担当者が勇気を出して試さなければ、『POP ROCKS』、ひいては『ドンパッチ』も存在しなかったということですね。
口の中でキャンディーが弾けるメカニズムについて、『POP ROCKS』のQ&Aでは「飴の中に二酸化炭素ガスを閉じ込めており、飴を舐めることで二酸化炭素ガスの気泡が弾ける」とのこと。偶然このような画期的な製品ができるとは、夢にも思わなかったでしょうね。
『ドンパッチ』はすでに製造・販売を終了しています。それでも多くの人の記憶に残っているのは、当時相当なインパクトだったからでしょう。皆さんは、『ドンパッチ』についてどんな思い出がありますか?
取材協力:味の素AGF株式会社
(中田ボンベ@dcp)
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