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2019.05.08
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2019.05.08
マニアックな知識がこれでもかと詰まっている『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称:こち亀)ですが、特に多かったのは主人公・両さんの好きな「プラモデル」に関する豆知識。そのため、「プラモに関する知識はこち亀から得た」という人もいるほどです。そんな「『こち亀』で身に付けたプラモの知識」について、今でも覚えているものをヒトメボ読者に聞いてみました。
「両さんが外国から輸入したプラモを作るときに、外国のプラモデルは部品が曲がっていることが多いと言っていたのを覚えています。実際に長い部品は反っていることも多かったですね」(福岡県・41歳男性)
巨大な戦車のプラモデルを作る回でしたね。やかんで沸かしたお湯を使ってパーツの曲がりを直していました。他にも外国製のバイクのプラモを作る際にも、パーツが曲がっていて大変だったという話をしていましたね。
「何巻か忘れたけど、戦車プラモの話になったときに両さんと本田さんが『ロンメル戦車はプラモの名称でそんな戦車はない』と言っていたこと。ふ〜んと思いながら読んでいたけど、なぜかしっかり覚えている」(埼玉県・36歳男性)
ヤークトパンターという名前の戦車なのですが、プラモデルを発売する際にロンメル将軍にちなんで「ロンメル」と名付けました。そのため、当時の子どもはロンメルという名前の戦車だと思い込んでいたのだそうです。戦車プラモ好きにとっては有名なエピソードなのだとか……。
「レアなおもちゃが登場する回で『ガンガル』というガンダムに似たプラモデルが出てきた。架空のものだと思っていたら本当に発売されたものだと知って驚いた。別のエピソードに出てきた『ガムダン』はさすがになかったけど……」(兵庫県・35歳男性)
実際に東京マルイというメーカーから発売されたもので、他にも「量産型ズク」や「旧型ゲルグ」といったキットがありました。「本物よりも有名なパチモノ」としてマニアに知られているそうです。
「両さんが派出所でプラモの作り方を教える回で、プラモ作りの基本を学びました。特に勉強になったのが『プラモのメッキ部分は削ってから接着する』で、実際にそのようにしてプラモを作るようになりましたね」(愛知県・44歳男性)
これはプラモ作りのイロハを不良中学生に教えるというエピソード。隙間はパテで埋める、リアル感を出すために下地に銀色を塗るなど、プラモ作りのテクニックが学べた回でした。
「中川にプラモを作らせる話だったと思うけど、丹念に塗装してから車用のコンパウンドで磨くと鏡のように輝くと、両さんが語っていた。さすがにそこまではできないけど面白かった」(千葉県・39歳男性)
本物の車のような塗装に仕上げるためのテクニックが披露された回です。サーフェイサー(下地)の吹きかけからコーティング、磨き上げまで詳しく解説されていたのですが、かなり手間のかかる作業なので上級者でないと真似できなかったでしょうね。
「両津と本田がプラモについて熱く語る回で、『ビッグワンガムははめ込み式プラモの先駆け』という話をしていた。確かにビッグワンガムは昔からはめ込み式だったなーと感心したのを覚えている」(香川県・45歳男性)
この回では、なんと8ページにもわたってビッグワンガムのすごさを熱く語っています。聞かされている凄苦残念(旧名は法条正義)はかなり困惑していましたが、興味深いエピソードでしたよね。
プラモに関するマニアックな豆知識だけでなく、プラモ製作に役立つテクニックまで幅広い知識が得られました。実際にこち亀で知ったテクニックを実践したという人もいるでしょう。プラモではありませんが、作中には帆船模型に関する豆知識も数多く登場。タマネギの皮を使って帆を染めるなど興味深いテクニックもありましたね。「懐かしいなー」と思った人は、この機会に読み返してみてはいかがでしょうか? そのマニアックさに改めて驚くこと請け合いですよ。
(中田ボンベ@dcp)
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