体調の悪い子を保健室に…

授業の合法的な抜け出し方

学生時代、退屈な授業はもちろんのこと、そうでない授業であっても「なんとなく教室を抜け出したい……」と、あの手この手で授業を抜け出そうと企んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。「学生時代に使った授業の合法的な抜け出し方」をヒトメボ読者に聞いてみました。

体調の悪い友だちを保健室に連れて行く

「退屈な授業中に仲のいい友だちが『具合悪いから保健室行ってきてもいいですか？』って手をあげたんです。その時、誰よりも早く『僕が連れて行きます！』って名乗り出て、友達について行きました。授業を抜け出したのに先生から友達想いの優しいやつだと評価されて、我ながら完璧な作戦だったと思います」（新潟・29歳男性）

授業を抜け出せるうえに、先生からの印象も良くなるとはなかなかの策士……。ただし何度も使える手ではなさそうです。

教師と一緒に教材を取りに行く

「中学校の歴史の先生は授業がつまらないことで有名でした。授業のとき、3回に1回は先生の部屋に年表や写真などの教材を取りに行くんですけど、少しでも教室の重たい空気から逃げたかったので、自分が率先してその役を引き受けてました」（愛知・29歳男性）

「中学生で理科係になって先生のアシスタント的なことをしていました。苦手なタイプの先生だったのでくじ引きで負けて理科係になった時はショックでしたが、結果的に授業中教室から抜け出すことが多くなってラッキーでした」（山梨・30歳男性）

確かに昔の授業を思い出してみると、授業の前に先生と教材を取りに行くなんてこともたまにありましたね。「教材をたくさん用意する先生 ＝ 楽しい授業をしようと頑張る生徒思いの先生」というイメージですが、教材だけ多くて授業がつまらないというのはなんとも切ない限り……。

トイレに行く

「授業を抜け出したいときは、先生に申し出てトイレに行っていました。『トイレがしたくなったんだから仕方ない』とたかをくくっていたら、ある日『トイレは授業が始まる前に済ませなさい』とガツンと叱られてしまいました……」（愛知・27歳男性）

トイレに行きすぎたせいで、合法が非合法に変わってしまったパターンですね……。とはいえ毎回のようにトイレに行かれると、叱りたくなる気持ちもわかります。

部活の大会のために早退する

「とある高校で名門の野球部に所属していて、練習試合で早退するようなことも多かったです」（宮城・28歳男性）

「部活の遠征とかで午後まるまる授業を休むとか、たまにありました。授業はサボれる上にヒーロー感もあって気持ちよかったです（笑）」（大阪・33歳男性）

合法的どころか、むしろみんなが憧れるかっこいい授業の抜け出し方ですね。次回の授業で戻ってきたとき、先生がその子を気遣って前回のおさらいからスタートする……ところまで含めてポイントの高い方法です（笑）。

委員会の仕事や課外活動に参加する

「小学生のとき、清掃委員会で委員長をしていたんですけど、授業を少し早く切り上げて街の人と清掃キャンペーンの話をすることがありました」（千葉・ 31歳男性）

「子どもの頃ボーイスカウトに入っていて、金曜日の午後から早退してキャンプに行くなんてことがありました。とにかくキャンプが楽しみで、その日一日授業の内容は右から左……だったと思います」（東京・ 28歳男性）

委員会の仕事やボーイスカウトなどの課外活動で早退する人もたまにいましたね。細かいことがわからないだけに、周囲からはツッコミようがないのがポイント。

大人からすると「そのくらいのこと……」ですが、当時はちょっとでも抜け出したかったあの授業時間。合法的に抜け出せるとなぜか誇らしくもあった、懐かしい学生時代が蘇りますね！ 皆さんは、どんな「授業の合法的な抜け出し方」の経験がありますか？

(シャモジョー/ヒャクマンボルト)