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2019.02.07
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鉛筆ブランド『uni』で知られる三菱鉛筆は、「ユニ1ダースやシャープ替え芯を買うとおまけがもらえる」というキャンペーンを行っていました。特に1970年代初頭から1990年代中頃にかけてのキャンペーンでは、さまざまな個性的なおまけが登場しました。中には大ブームになったものもあります。今回は、1970年代から1990年代までの三菱鉛筆の「おまけ」をまとめてみました!
*1971(昭和46)年 ジャンボユニ
最初のおまけがこのビッグサイズのuniです。一般的な鉛筆は全長17.6cm、直径7.2mmのサイズですが、こちらは全長25cm、直径12mmのビッグサイズ。uni、Hi-uni(ハイユニ)のいずれかを1ダースか、色鉛筆のユニカラー60Cを1個購入すると1本もらえました。
*1972(昭和47)年 ユニ坊主
目と口のような穴が3つ空いている、表面がつるつるの消しゴムです。穴の中に鉛筆を差し込むことができましたが、三菱鉛筆いわく「消してみれば消しにくい消しゴム」だったそうです。uni、Hi-uniのいずれかを1ダース購入することで1個もらえました。
*1973(昭和48)年 野菜えんぴつ
野菜の形をした鉛筆です。ナイフなどで削って芯を出すのですが、もったいなくて使わなかった子どもも多かったようです。uni、Hi-uniのいずれかを1ダース購入することで1個もらえました。たまにコンプリートしている子もいましたね。
*1974(昭和49)年 星砂
星形の台紙の中央に、パッケージングされた星砂(星の砂)が入っていました。「持っていると幸せが訪れる」と当時ブームになったので、特に女の子が欲しがったおまけでした。uni、Hi-uni、GOLD uniのいずれかを1ダース購入することで1個もらえました。
*1975(昭和49)年 ユニ笛ヒャラレロ
中が空洞になっていて、そこにuniを差し込むことができます。笛部分を吹きながら差し込んだuniを出し入れすることで、ピ−ヒャラと音が鳴りました。uni、uni★star、uni-P(uni-Popular)、ユニカラーのいずれかを1ダース購入すると1個もらえましたが、Hi-uni、GOLD uniを1ダースだとなんと2個もらえました。
*1975(昭和49)年 空飛ぶユニ棒ライダー
息を吹き込むと鉛筆のように長く膨らむ風船です。飛びやすいように一般的なゴムではなく薄いフィルムで作られていたため、遊んでいるとやぶれることもしばしば。もったいないと膨らませない子どももいましたね。uni、uni★star、uni-P(uni-Popular)、ユニカラーのいずれかを1ダース購入すると1個、Hi-uni、GOLD uniを1ダースで2個もらえました。
*1976(昭和50)年 替え芯
1,000円以上の「三菱シャープ」(シャープペンシル)を買うことで、「替え芯」が1個もらえました。シャープペンシルを買うと替え芯も一緒に買うことが多かったので、実用的で助かるおまけでした。
*1979(昭和54)年 パクえもん
口で鉛筆をパクッとくわえることのできる消しゴム。文字を何度も消して真っ黒になったパクえもんを持っている子もいました。uni、Hi-uni、uni★starのいずれかを1ダース購入するか、500円〜1,000円クラスのuniシャープを1本購入すると1個もらえました。
*1980(昭和55)年 サッカーボール消しゴム
黒白のサッカーボールの形をした消しゴム。黒いパーツと白いパーツでバラバラにすることができました。中には何かの拍子にパーツをなくす子もいましたね。uni、Hi-uni、uni★starのいずれかを1ダース購入するか、500円〜1,000円クラスのuniシャープを1本購入すると1個もらえました。
*1981(昭和56)年 ちびユニ
通常サイズのuniよりも小ぶりの「手のひらサイズ」のuni。uni、Hi-uni、uni★starのいずれかを1ダース購入するか、500円〜1,000円クラスのuniシャープを1本購入すると1個もらえました。
*1982(昭和57)年 辞書消しゴム
カバーは紙でできており、中の本が消しゴムになっています。カバーも本物そっくりですが、中の消しゴムにも本物の辞書と同じ表紙がプリントされています。そのクオリティーの高さが話題となりました。替え芯を買うとスピードくじが引け、当たりが出るともらえました。当時のCMによればその確率は「三人に一人」とのこと。
*1982(昭和57)年 ぬっちゃえボタン
ペイントマーカーなどを使って自由に色を塗ることができる白地のボタン。ペイントマーカー1本を購入すると1回くじが引け、当たりが出るともらえました。ただ子どもには上手に塗るのが少し難しかったですよね。
*1983(昭和58)年 辞書手帳
見た目は辞書ですが、中身は何も書かれていない手帳。発想がユニークなおまけでした。1,000円以上の水性ボールペンかダブルペンタイマー、ペンタイマーのいずれか、またはBS-Uシリーズを1本購入することで1冊もらえました。
*1983(昭和58)年 ミニコンポ消しゴム
ミニコンポのパーツの形をした消しゴム。全てそろえることでミニコンポとなります。ペイントマーカーPX-30、20、21、31、32のいずれか1本を購入するとスクラッチカードが引け、当たりが出るともらえました。
*1983(昭和58)年 お弁当ゴックン下敷き
シャケ弁当やハンバーグ弁当など、さまざまなお弁当の写真がプリントされた下敷き。200円級または300円級の替え芯を1個買うか、100円級を2個購入することでくじを1枚引くことができ、当たりが出るともらえました。
*1984(昭和59)年 マガジンノート
くじを引いて当たりが出るともらえた、人気雑誌そっくりの見た目のパロディーノート。200円級または300円級の替え芯を1個買うか、100円級を2個購入することでくじを1枚引くことができ、当たりが出るともらえました。
*1985(昭和60)年 カップめん消しゴム
人気カップ麺のパッケージを再現した消しゴムです。200円級または300円級の替え芯を1個、100円級を2個購入すると1枚くじが引け、当たるともらえました。外側だけでなく中身もちゃんと再現されている優れものでした。
*1985(昭和60)年 文庫本ノート
水性ボールペン『エクシード』(2,000円以上のグレード)を1本買うと1冊もらえました。ただのノートなので中身は白紙ですが、表紙カバーは有名小説のパロディー。著者近影や裏表紙の「あらすじ」など、凝りに凝った作りの逸品でした。
*1986(昭和61)年 おでん消しゴム
大根に卵、コンニャクなどおでんの人気具材を再現した消しゴム。かなり完成度が高く、からし付きなのがまた憎いところです。200円級または300円級の替え芯を1個、または100円級を2個購入することで1枚くじが引け、当たるともらえました。
*1987(昭和62)年 かみつきばあちゃん消しゴム
当時一世を風靡(ふうび)した大ヒットおまけ。おばあちゃんの人形の消しゴムで、デフォルメされた丈夫な歯で鉛筆や指にがっちりとかみつきました。口がリアルに動くCMも印象的でしたね。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たるともらえました。
*1988(昭和62)年 こにぎり消しゴム
小さなおにぎりの形をした消しゴム。一緒にラッピングされているのはたくあんです。巻いてあるノリを取っておにぎりを二つに割ると、ちゃんと中に具も入っていました。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1989(平成元年)年 どんどん消しゴム
200円級または300円級の替え芯を1個購入するともらえる三角くじで当たるおまけ。丼の形をした消しゴムで、「おい丼」「ヨーイ丼」「ポセイ丼」などだじゃれのネーミングでした。丼の中にはそのネーミングを模した消しゴムが入っていました。
*1990(平成2)年 覆面のりダ!
オリジナルの変身ヒーローが乗ったバイク型マシン。マシンの中にはのりが入っており、後部のキャップを外して使います。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1991(平成3)年 たこ焼きスタンプ消しゴム
たこ焼きの形をした消しゴムで、裏面がスタンプになっていました。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1992(平成4)年 パッチンボールウオッチ
ベルト部分が「巻き付くバンド」になっており、腕にパチンとたたきつけるとぐるりと巻き付きました。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たりが出るともらえたおまけです。
*1993(平成5)年 ツンツングリッパー消しゴム
先端に穴が空いており、シャープペンシルを突っ込むことで先端から芯が出せます。消しゴム部分はグリッパーになるため、ペンの持ちやすさがアップしました。200円級または300円級の替え芯を1個購入で三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1994(平成6)年 サッカーボール消しゴム(ベルディ)
200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たるともらえるおまけ。1980年のおまけと同じくパズルになっていますが、今回は5色のカラーバリエーションがありました。
*1995(平成7)年 スーパーマリオアクション定規
角度を変えるとマリオが動いて見える「ステレオ印刷」が施された定規です。200円級または300円級の替え芯を1個購入で三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1996(平成8)年 かみつきばあちゃんイレバァ5消しゴム
大人気だったかみつきばあちゃんたちが復活。相変わらず歯が外れる仕組みになっていました。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1997(平成9)年 ぐるぐるモンキーズ
「見ザル」「言わザル」「聞かザル」など5種類のサルの形をしたゴム製の人形。尻尾は自由に形を変えられるフックになっており、好きなところに巻き付けたり引っ掛けたりできました。200円級または300円級の替え芯を1個購入すると三角くじが引け、当たりが出るともらえました。
*1998(平成10)年 ぶらりんケロリンズ消しゴム
200円級または300円級の替え芯を1個購入でもらえる三角くじで当たるアイテム。異なる特徴を持つ5種類のカエルの形をした消しゴムです。足はクリップ状になっており、鉛筆やシャープペンシルをつかむことができました。
*1999(平成11)年 シン(芯)ドバットの宝箱
「シンドバッド」と「芯」を掛けただじゃれネーミングのおまけ。宝箱の中には時計などさまざまなグッズが入っていました。替え芯を購入すると応募ができ、応募者の中から抽選で当たるアイテムでした。
キャンペーンが始まった1970年代から1990年代までの三菱鉛筆のおまけをご紹介しました。特に有名なのは「かみつきばあちゃん消しゴム」ですが、「カップめん消しゴム」や「サッカーボール消しゴム」も当時多くの子どもが欲しがったもの。皆さんは、どのおまけを一番懐かしいと思いましたか?
取材協力:三菱鉛筆株式会社
(中田ボンベ@dcp)
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