ヒトメボ

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子どもの頃って、いろんなものを拾ってきたり、集めたり、大切にとっておいたりしていませんでしたか? そして、そのほとんどは、大人の目から見ると何の価値もないものだったり……。今回は「今思い返すとなんでそんなものが!?」という、子ども時代の謎の宝物について、ヒトメボ読者に聞いてみました。

石や木の実

「下校途中にすべすべの石を見つけると家に持ち帰っていました」(埼玉県/33歳女性)

「変わった形の木の実を拾って机にしまっておいたら、後日中から虫が出てきて大変なことに……」(愛知県/31歳男性)

外で何かを拾ってくるとたいていの場合、「汚い!」「捨ててきなさい!」と親に怒られます。でも拾ってしまうんですよね。子どもって不思議です。

お菓子の包み紙

「キャンディーとかチョコレートとかの包み紙は、キレイにシワをのばして大切に保管していました。特にミルキーとサクマのいちごみるくはかわいくて大好きでした」(神奈川県/36歳女性)

包み紙系は何に使うってわけでもないのにとっておきがちです。それにしてもいちごみるくの包み紙のかわいらしさは鉄板! なぜか子どもの心を掴んで離さないいちご柄です。

ケセランパサラン

「5つ上の姉がケセランパサランという謎の物体を近所の公園で捕獲してきたことがあります。おしろいを食べて成長するとかで、箱に入れて大切に飼っていて、ときどきしか見せてもらえませんでした」(岐阜県/42歳女性)

ケセランパサランは昭和50年代に大ブームになったUMA。たんぽぽの綿毛のような白くてふわふわな姿をしていて、捕まえると幸せになれると言われていました。頻繁にフタを開けてはいけない、年に2回以上見ると幸せの効果がなくなる、という言い伝えもあったため、こっそり飼っている人もいたのではないでしょうか。

牛乳瓶のフタ

「小学校低学年の頃、牛乳瓶のフタを集めていました。仲間内ではフルーツ牛乳のキャップは普通の牛乳より価値が高いとされていました」(北海道/44歳男性)

「小学校のとき、牛乳瓶のフタでめんこをするのが流行りました。ひっくり返りにくくするためにロウを塗って強化していました」(長野県/40歳男性)

最近はめっきり見かけることも少なくなった瓶牛乳。当時はまだ給食で出ていた地域も多く、牛乳瓶のフタが今よりもずっと身近な存在だったんですよね。キレイに水洗いしてからとっておかないと異臭を放って大変でした。

一升瓶のフタ

「日本酒の一升瓶のフタを集めていました。近所の酒屋を回って、空き瓶を物色するのですが、『あそこの店は珍しいフタがたくさんある』とか友達同士で情報交換したり、持っていないフタを友達と交換したりしていましたね。コマみたいに回して遊んでいました」(埼玉県/38歳男性)

ビール党のお父さんに無理を言って日本酒を飲むようお願いしたり、自転車でわざわざ隣町まで遠征して集めに行ったりしている子もいました。大人から見ればただのゴミ。でも子どもにとっては宝物なんですよね。

今振り返ると「なんでそんなものに憧れたんだろう……」というアイテムばかり。しかも不思議なことに、あんなに大切にしていたはずが、最終的にはどこへいってしまったのかまったく記憶にないんですよね。あなたの子どもの頃の宝物は何でしたか?

(井の頭ラミ/メディアム)
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