ヒトメボ

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1990年代後半から2000年代前半にかけて中高生男子を中心に流行した「腰パン」。当時、一世風靡したヒップホップ、B系ミュージシャンたちやスケーターファッションなどの影響を受けて、日本でも腰でズボンをはき、下着をチラ見せする腰パンスタイルが流行りました。その当時、青春真っ盛りだったヒトメボ読者に「腰パンファッション」の思い出について聞いてみました。

下着が格好よくない

「デニムとか制服のズボンから、カルバンクラインみたいなブランドのパンツのロゴを見せるのがオシャレだったんです。でも中学生でお金の余裕がなかったので、普通の白いトランクスでやっていました。今思えばすげーダサいですよね」(35歳男性・東京都)

中学生ともなると、異性の目が気になり始める年頃。オシャレにかける心意気は大きいのにお財布の中身が伴わないというのはよくあるケースです。

ズボンが下がってくる

「もともと細身で腰もしなやかタイプだったので、腰でズボンが留まってくれず、よくケツパンになっていました。ひどいときは、お尻の下までズボンが下がってました」(35歳男性・東京都)

「ズボンが下がってくるので、足をガニ股にして太ももで支えながら歩いてました。正直、歩きづらかったです」(41歳男性・広島県)

腰パンファッションの苦労がしのばれますね。そして、流行りのファッションが何だか似合わない――。多くの人が一度は通った道ではないでしょうか。

親や先生の前では上げる

「学校の校則が厳しかったので、朝の登校時と下校時だけ隠れてやってました」(40歳男性・愛知県)

「親父に怒られるので、家の玄関前で制服を整えてました」(37歳男性・茨城県)

青春ファッションあるあるでしょうか。いつの時代も大人は子どものファッションに理解を示してくれないですよね。大人の気持ち、今となってはわかる気もします……。

服が傷む

「制服のズボンの裾とか破けてボロボロでした。ホコリとか砂がついてて清潔感は全くなかったです」(38歳男性・埼玉県)

清潔感より大事なものがあったんでしょうね。それが一体何かと言われると見当がつきませんが。

+αのアイテム(リーガルのローファー、軍手)

「制服で腰パンする場合に欠かせないのが、リーガルのローファーでした」

(40歳男性・千葉県)

「なぜか腰パンのポケットから軍手を見せるのがカッコいいと思ってやっていました。今思えば謎ですね」(40歳男性・岡山県)

感覚としては、スーツの胸ポケットからネッカチーフをはみださせる感じでしょうか。

皆さん、ファッションをミックスして楽しんでいたようです。

女子受けが悪い

「女子受け、全然良くなかったです。仲良かった女子に“短足に見えるし、汚い”と言われショックでした」(37歳男性・東京)

女子の目を気にしてのオシャレだったのに……。これはショックですね。でも、最近の腰パンは、スキニーなどに合わせて以前よりスマートな感じになっているようなので、女子の皆さんも許してほしいです。

腰パンファッション、なんとアメリカの一部の地域では「だらしない」という理由から取締りの対象になっているそうです。単なるファッションとしてやっていたことで、捕まるなんて怖いですね。皆さんもアメリカ旅行の際には気を付けてください。

さて、皆さんの思い出のファッションは何ですか? 思い出すと恥ずかしい……と思う人や、意外にとんがっててカッコよかったかもなんて、自分を見直してあげたくなる人もいるかもしれませんね。

(あべどん/メディアム)
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あべどん

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