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2018.10.17
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2018.10.17
勉強をしない子どもに対して親が苦言を呈するという構図は、いつの時代も変わらないもの。遊んでばかりの子どもに対して、親はあの手この手で勉強させようとしていましたよね。今回はそうした「親が子どもになんとか勉強させようと言うこと」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「小学生の頃はちょっと頑張れば100点取れたので、ごほうび目当てに頑張る気になれた」(富山県/38歳男性)
「よく『テストで100点取れたらゲーム買ってあげる』とは言われたけど、自分はあまり成績が良くなくて頑張っても100点取るのは無理だった。そのうち『どうせ無理だし』と思って頑張れなくなった」(福岡県/44歳男性)
「アメとムチ」なんて言葉がありますが、これは「アメ」に当たるパターンです。大人でもごほうびがあるとモチベーションが上がりますから、子どもの説得はしやすいかもしれません。ただ、高すぎて届かない目標だと、頑張らずに諦めてしまうこともありますね。
「秋ぐらいから、勉強をしていないと『クリスマスなしにする』と言われるのがお決まりでした」(宮城県/37歳女性)
「うちの親は『成績が下がったらプレゼントなしにする』と言っていた。私は誕生日が12月だったので、誕生日プレゼントはいつもクリスマスとまとめられていた。そのせいで、プレゼントなしになると誕生日とクリスマス、2つ分のお祝いがなくなることに。理不尽だと思ったが、逆らえなかった」(愛知県/33歳男性)
こちらは「ムチ」のケースです。子どもはクリスマスのプレゼントをとても楽しみにしているものですが、それがなくなると言われたら……。子どもとしては必死に頑張るしかありませんね。
「ゲームが好きだったので、『成績が下がったらゲーム禁止』と言われることが多かった。中学生になったら実際に禁止されてしまったことが何度もあった」(埼玉県/40歳男性)
「うちの親はよくゲームを隠して勉強させようとしていた。成績が下がったときは『先に勉強しないとゲームもしたら駄目』と言われ、実質禁止された」(徳島県/31歳男性)
子ども時代は学校から帰ったらすぐゲームという人も多かったのでは? そんな子どもにとって、ゲームを禁止されるのは死活問題です。成績が落ちない程度には頑張らないといけませんでした。
「うちの父親は育児には無関心で、いつもは母親任せの人。でも、たまに怒ると怖かったので、母親に『お父さんに言う』と言われると勉強するしかなかった」(広島県/43歳男性)
「母親の切り札は『お父さんに叱ってもらう』だった。父親はキレるとおもちゃを壊したりすることがあったので、母親が切り札を切ってきたときは勉強せざるを得なかった」(大阪府/36歳男性)
母親の小言よりも、父親のカミナリのほうが怖かったという人も。母親にいくら言われても勉強しないでいると、最終的には「父親に叱ってもらう」と宣言されたものです。
「うちは平凡なサラリーマンの家庭だったが、母親には『勉強できないと将来苦しいことになる』と言われることが多かった。説得力があると感じたので頑張った」(神奈川県/35歳男性)
「『勉強できないといい大学に入れなくて、困るのはあんただよ』と言われることが多々あった。そのときは聞き流していたが、今になってみるとたしかにもう少し勉強しておくべきだったかなと思うことがある」(千葉県/28歳女性)
勉強だけで必ずしも将来が約束されるわけではありませんが、子どものためを思って勉強させようとする親は少なくないようです。しかし、子どもにとっての将来はずいぶん先の話なので、勉強の重要性についてあまり実感が湧かなかった人もいるかもしれません。
子どもにとってはもちろん遊びも大切ですが、遊んでばかりで勉強しないとなると問題です。親としてはそのまま放置していられませんから、何とか勉強させようと、アレコレ考えて注意していたのでしょう。子どもの頃はうるさく感じたものですが、大人になった今は当時の親の気持ちが分かるという人も多いかもしれませんね。
(藤野晶@dcp)
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