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2018.10.04
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『週刊少年ジャンプ』に連載され、圧倒的な人気を誇ったバスケ漫画『SLAM DUNK』。この作品の影響でバスケ部に入る人がたくさんいました。また、昼休みに作品に登場する技をまねして遊んだという人も少なくないでしょう。今回は「非バスケ部が昼休みに披露するスラムダンクの技」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「花道の『フンフンフンディフェンス』のまねをした。実際にはフンフン言いながら手を出すだけだったけど」(埼玉県/35歳男性)
「『SLAM DUNK』がはやっていた当時は、昼休みにバスケをして遊んでいる人も多かった。バスケ部の人にはかなわないので、受け狙いでフンフンディフェンスをしていた」(神奈川県/37歳男性)
物語の初期に主人公の桜木花道が使っていた、正式名称「フンフンフンディフェンス」。作中では赤木、魚住といった実力者にシュートさせないという鉄壁のディフェンスでした。漫画では分身の術のような表現になっていました。
「翔陽の花形のフェイダウェイシュートをよくまねした。実際に決まったのは2回ぐらい」(福島県/34歳男性)
「フェイダウェイは形だけなら経験者じゃなくてもできるので、バスケ部じゃない人もけっこうまねしていた」(大阪府/35歳男性)
フェイダウェイシュートは、後ろにジャンプしてディフェンスをかわしながらシュートするという技で、作中では翔陽の花形などが使っていました。高い技術が必要なシュートですが、昼休みのバスケ遊びでは多くの人がまねをしていましたね。
「ボールを前に出して『ほ!』と言って止めるフェイクのまねをしていた。何度もやっているうちに読まれてしまうようになった」(愛知県/33歳男性)
「リョータや花道が使っていたフェイクをまねした。相手が引っ掛かったときは、とても気持ち良かった」(静岡県/36歳男性)
フェイクはシュートすると見せて飛ばない、パスを出すと見せてドリブルで抜くなど、相手の裏をかくプレーで、作中ではリョータや花道のフェイクが印象的でした。花道のフェイクはリョータに教わったものですが、強豪相手にも通用していました。実際にまねしてみて、自分より上手な人を引っ掛けたときは快感だったでしょう。
「フリースローをして遊んでいたとき、下から放り投げるアンダーハンドをまねしたことがある。個人的には普通のシュートよりも投げやすくて、成功率も高かった」(栃木県/32歳男性)
「バスケのボールは重くて普通のシュートが難しかったので、花道の下から投げるフリースローをまねしていた。投げやすかったが、さすがに体育の授業で試す勇気はなかった」(東京都/31歳男性)
普通のセットシュートをマスターしていない花道が使った投法。両手でボールを持って下から投げるため、非力な人でもゴールを狙いやすいかもしれませんね。フリースローで遊ぶとき、この方法でシュートした人もいるでしょう。人によってはセットシュートよりも成功率が高かったのではないでしょうか。
「身長が高い方だったので、チャンスがあればゴリの『ハエたたき』を狙っていた。うまく決まったときは気分が良かった」(滋賀県/35歳男性)
「たまたま相手のシュートをうまくはたき落とせたことがあって、それからは意識して『ハエたたき』を狙うようになった」(神奈川県/31歳男性)
「ハエたたき」は「ゴリ」こと湘北のキャプテン・赤木の得意技です。相手のシュートを叩き落とす豪快なブロックショットで、実際に使うには赤木のような恵まれた体格やジャンプ力が必要です。ただ、赤木のもう一つの得意技である「ゴリラダンク」よりは難易度が低そうに見えるので、「ハエたたき」の方をまねしている人が多かったかもしれません。
『SLAM DUNK』に出てきた技の中には、バスケ部でなくても実際にまねできそうなものも登場していたので、昼休みに試して遊んだ人も少なくないでしょう。部活以外でもみんながこぞってバスケをしていたことを考えると、『SLAM DUNK』がたくさんの子どもたちに与えた影響は計り知れませんね。
(藤野晶@dcp)
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