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2018.08.15
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2018.08.15
「ゲーム」といえば、今の子どもはスマホゲームやテレビゲーム(携帯ゲーム機・据え置きゲーム機)を思い浮かべるでしょう。しかし、アラフィフ世代が子どもの頃はまだテレビゲームが普及しておらず、ゲームといえばゲーム性のあるおもちゃを指していました。今回はそのような「アラフィフ世代が子どもの頃よく遊んだゲーム」について、ヒトメボ読者に聞いてみました。
「友達が『生き残りゲーム』というおもちゃを持っていて、しょっちゅう遊びに行っていた。レバーを引いて玉が落ちる仕掛けが面白かった」(千葉県・50歳男性)
「弟が買ってもらった『生き残りゲーム』というおもちゃがありました。しばらくは弟と遊んでいたけど、先に弟が飽きてしまって、最後は私が1人で遊んでいました」(埼玉県・52歳男性)
『生き残りゲーム』は7×7マスのボードに玉を置き、自分のエリアのレバーを押したり引いたりして相手の玉を落とすというゲームです。ゲーム盤は正方形、玉は4色という4人向けのゲームでしたが、実際は人数が集まらなくて2・3人で遊んでいたという人もいるのではないでしょうか。穴の開いたレバーを入れ替えることで盤のパターンを変更できるのも面白い仕掛けでしたね。
「『沈没ゲーム』というゲームを持っていました。単純なんだけど意外と戦略性があって面白かった。ただ、あまり家に友達を呼べなかったので、4人で遊ぶ機会は少なかったですね」(岐阜県・49歳男性)
「友達の家で『沈没ゲーム』を遊んだことがあります。外側に置いた玉を内側に落としていくのですが、道がつながって一気に玉が落ちたときはすごく楽しかったのを覚えています」(大阪府・46歳女性)
『沈没ゲーム』は円形のゲーム盤を使うゲームです。ゲーム盤には7つの可動リングがあり、それらのリングを回すことで外側のコーナーリングから中心にあるゴールに玉を運んでいきます。溝がつながると、玉が外側のリングから一気にゴール付近に転がるのは快感でした。ただ、玉と違う色のゴールに落ちてしまうと外側からやり直しになるで、ゴール近くではつい慎重になってしまう人が多かったですね。
「『パンくい競走ゲーム』というおもちゃ。パンを食べるときに人形の首が伸びて口がパカっと開くのが楽しかった」(栃木県・46歳女性)
「子どもの頃『パンくい競走ゲーム』というのを買ってもらった。基本的にはボタンを連打して人形を走らせるという単純なゲームだったけど、なぜか夢中になっていた」(神奈川県・48歳男性)
『パンくい競走ゲーム』は、走るボタンとパンを食べるボタンを操作してパン食い競走をするゲームです。食べるボタンを押すとランナー人形の首が伸び、口が開いてパンを食べるというギミックになっていました。このパンを食べる動きが見ていて楽しいゲームでしたね。
「テレビのCMで見た『チクタクバンバン』というゲームを買った。CMに出ていた家族ほどには熱くなれなかったけど、我が家でもしばらくは楽しめました」(大分県・50歳女性)
「ある日突然、父が『チクタクバンバン』を買ってきた。当時は細かいことがよく分からなかったが、家族で遊べるゲームは楽しかった。父はテレビで見て気になったらしいです」(山梨県・46歳男性)
『チクタクバンバン』は4×4マスのゲーム盤の上を歩く目覚まし時計が転ばないよう、15パズルの要領でパネルを動かして道をつないでいくというゲームです。目覚まし時計にはとぼけた顔のイラストが描かれていますが、ゲームは常に進み続けるスリリングなものでした。アメリカ人の家族が夢中になって遊んでいるテレビCMを覚えている人もいるのでは?
「『ポケットメイト』のシリーズが好きで、いくつか持っていました。アスレチックとか野球とかの、玉を使ったゲームが特に好きでしたね。戦車のシューティングみたいなやつも面白かったです」(東京都・50歳男性)
「昔はよく『ポケットメイト』というおもちゃの迷路ゲームで遊んでいました。単純そうなのに難しくてなかなかゴールできなかったので、飽きずに遊べたんだと思います」(広島県・45歳女性)
『ポケットメイト』というのは、手帳サイズの小さいおもちゃです。プラスチックの筐体のなかに、迷路やシューティングゲームなどが作られていました。小さい玉を使ったゲームが多かったのですが、将棋や『ダイヤモンドゲーム』のような古典的なゲームもあり、世代を超えて楽しめるおもちゃでした。
テレビゲームがなかった時代は、玉や人形を使ったゲームがたくさんありました。そのような昔のゲームのなかには、今でもそのまま販売され続けているロングセラー商品もありますが、生産中止から復刻された商品もあるようです。スマホゲームも楽しいですが、昔ながらのゲームを探して遊んでみるのもいいかもしれませんね。
※メーカー名は商品発売当時のものです。
(藤野晶@dcp)
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