ヒトメボ

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夏休みの宿題で悩まされたものといえば、読書感想文だったという人も少なくないはず。普段あまり文章を書く習慣がない人の場合、どうやって手をつけていいのかもわからなかった、なんてこともあったのでは? 夏休みの宿題の読書感想文あるあるについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

あらすじだけ読む

「感想文を書くどころか課題図書を読むところからすでに苦痛で、とても一冊読み切れないので、いつもあらすじだけ読んで感想文を書いていました。いや、書いたつもりになっていただけかも……」(東京・33歳男性)

活字を見るとどうしても眠くなったり、なかなか集中力が続かなかったりすると、課題図書一冊読むのも一苦労です。あらすじだけ読んでどうにか……という人もいるようですが、意外と文字数が必要なので、内容が膨らまず困ることも。

ネットの感想を参考にする

「インターネットで検索して見つけた感想から本のメインテーマを推測し、そのメインテーマが感想の主題になるように文章を書いていました。コピペしたわけではないのでセーフですよね!?」(埼玉・24歳女性)

ネットを使った人たちのなかでもちょっと変わった利用の仕方だと思いますし、かえって手間がかかっているような気もしますが、あまり本を読み込むことなく的を射た感想を書くには、便利な手なのでしょうか……。

漫画を利用する

「本に興味がなかったので、好きな漫画の感想文を提出して毎年先生に怒られていました。でも、きちんと文字数は足りていたし、内容も悪くなかったんですよね(笑)」(兵庫・30歳男性)

漫画での読書感想文は禁止としている学校が多いので、せっかく力を入れて書いた感想文も、課題としては認められなかったという人もいるかもしれません。多くの場合夏休みの宿題で書いた読書感想文の応募先になる「青少年読書感想文全国コンクール」では、漫画による読書感想文も認められているのですが……。

ほとんど本の要約で終わる

「なかなかうまく感想を文章にまとめられず、『主人公はなになにをしました、次にあそこに行きました、そして……』と、あらすじをダラダラと書いたものに申し訳程度の感想をつけて提出していました」(茨城・28歳男性)

そもそも感想文の書き方がわかっていないと、ストーリーを要約するので精一杯だったりしますよね。出来上がった感想文を読み返すと、結果的に本のあらすじと同じようなことしか書けていなかったりします。

映画化された作品に頼る

「とにかく読書という行為が苦手で、なんとか本を読まずに感想文を書こうと試行錯誤した結果、『映画化されているものなら書ける!』と気づきました。ただ、本は読んでいないので文章や会話文の引用はできず、だいたいいつもふんわりした当たり障りのない感想文になっていました……(笑)」(千葉・34歳男性)

映画化されている作品で読書感想文を書くのは、映像があるぶん話の内容が掴みやすいという利点もあり、本を読むのが苦手な人にはいいかもしれません。しかし、原作小説と映画では展開や結末が違っている作品も少なくないので、本を読まず映画だけで感想文を書くのは危険かも……。

日常的に読書をしたり文章を書いたりする習慣がない人にとっては、読書感想文がとにかく苦痛だったのではないでしょうか。夏休みというたくさん時間がある機会だからこそ本に触れてみてほしいという大人の気持ちもわからなくはないですが、学生時代はどうやって楽に書き上げるかばかり考えていたような……。みなさんの読書感想文はどうでしたか?

(倉内ソタロー/ヒャクマンボルト)
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