ヒトメボ

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ショップでめぼしい洋服を見つけていざ試着室。そこでスムーズに「よくお似合いです」「ではこれ買います」となったらいいですが、なかなかそうはいきませんよね。試着室で気まずいと感じる瞬間についてヒトメボ読者に聞いてみました。

マネキンの服を着るとき

「マネキンが着てる服が欲しくて店員さんに聞いてみると、最後の一着だからとその服を脱がして渡されたことがあります。なんか恥ずかしかった」(静岡・34歳女性)

 恥ずかしいのは、その間あられもない姿で待っているマネキンのほうかも。

買わずに服を返すとき

「試着してあまりシックリこなかったとき、店員に服を返すのが気まずい。『こいつ試着だけして何も買わないのかよ』とか思われてそうで怖い」(東京・25歳男性)

 『買わないんだ』とは思うかもしれませんが『試着だけして』とは思わないのではないでしょうか? 試着ですし。

試着室が空くのを待っているとき

「ジーンズは自分のサイズにぴったりなものを見つけたいので、多めにいろんなサイズを持っていきます。業者のようにジーンズを抱えて試着室が空くのを待つのがちょっと恥ずかしいです」(千葉・29歳男性)

 逆に試着待ちの人を見ながら、あんなの着るんだー! とか、どんな人なんだろう? と想像することもあるんでしょうか。

持ち込みすぎた服を片付けてもらうとき

「私は『あれも!これも!』と、たくさんの洋服を持ち込む癖があるのですが、結局着替えている最中に必要がないとわかって手をつけないことがほとんど。片付けをする店員さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。でもやめられない……」(東京・28歳女性)

 やっぱり違う!ってなった服を律儀に全部着ていくのも変ですし、そのときはきっと待たせることに申し訳なさを覚えてしまうはず。

外で店員が待っているとき

「私が着替えるのを店員さんが待っているあの時間、本当に苦手なんですよね。別に気にせずゆっくり着替えればいいのだと思いますが、焦って早着替えをしてしまい、自分に合っているのかがわからなくなります」(岐阜・27歳女性)

 なぜだか店員さんを〝おもてなし〟してしまう……。店員さんからするとその服をちゃんと気にいって買ってもらえるのがいちばんなんだと思います。

脱げなくなったとき

「『このパンツかわいいけど、自分にはサイズが合わなそう……。でも試着だけしてみよう!』そんなことを思って試着室へ意気揚々と入っていきましたが、履いたはいいけど脱げなくなってしまい、店員さんに手伝ってもらいました……。無様な姿だったと思います……」(福岡・23歳女性)

 無理に脱ごうとすると壊してしまいますし、ベターな選択だったのではないでしょうか。そのための試着です。

急にカーテンを開けられたとき

「買うかどうか着替えながら悩んでたら、時間がかかりすぎたのか、『いかがでしょうか?』と店員にカーテンを開けられたことがあります。女性スタッフだからよかったものの、男性スタッフだったら嫌ですよね……」(福島・29歳女性)

 人によってはトイレの戸をいきなり開けられるときと同じくらいの恥辱と恐怖を覚えるというあれですね。返事をするまで一拍おいてほしいところですよね。

 とはいえ、持ち込み過ぎた服を律儀に全部着ようとしているのかもしれないし、他のお客さんが恥ずかしそうに待っているのかもしれないし、パンツが脱げなくて困っているのかもしれない。そう考えると店員さんの気持ちも分かります。

開けたら誰もいないとき

「ひとりで服を買いに行って試着したとき、店員さんに似合っているかどうか確認したほうがいいかなと思って試着室を開けたら誰もいなくて……。試着室から首だけ出してキョロキョロしたことあります(笑)」(東京・29歳男性)

 いてほしいときになぜかいない……。悪口を言いあっていた幼馴染が急に外国に引っ越しちゃうような寂しさを覚えるのかもしれません。

 いったいどんな試着であればいいのか? いろんな人のいろんな思いが交錯しているからこその気まずい思い。それも醍醐味だと思えたらいいのでしょうけど、やっぱり、なかなかそうはいきませんよね。

(長橋諒/ヒャクマンボルト)
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ライター

長橋諒

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