ヒトメボ

恋愛科学カウンセラー

荒牧佳代

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読了時間:約4分

 駅のホームなんかでよく見かける、“エア素振り”をするビジネスマンの姿。あれって、本当にいい練習になっているんでしょうか。それとも、「オレはゴルフ(とか野球とか)やってるぞ」っていうアピールなのか、なんなのか…。正直謎です。

“エア素振り”は効果的な練習法だった!?

「アピールも多少はあるかもしれませんが、やはり基本的には練習でしょう」と、恋愛科学研究所所長の荒牧佳代さん。道具もないのに練習になるの?

「エア素振りに多いゴルフや野球は、“空間認識能力”が威力を発揮するスポーツ。空間認識能力とは、物体の位置・方向・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占める状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のことで、サッカーやバスケットなどの球技にも関係します。この能力は、実際に目で見て行うよりも、頭のなかで想像しながらシミュレーションしたほうが鍛えられるとされています」(荒牧さん)

 むしろエア素振りって、効果的な練習法だったんですね。でも、駅ではあまり“エアフリーキック”や“エアフリースロー”は見かけないような?

「バスケットゴールやサッカーゴールの前で、“エアフリーキック”や“エアフリースロー”をする学生はいるでしょう。ですが、バットやアイアンを“持ったつもり”で“打つ練習”ができる野球やゴルフに比べると、電車待ちの限られたスペースで、どこかをゴールに見立ててサッカーやバスケットの“シュート練習”をするのは難しいかもしれませんね…(笑)」(同)

 なるほど、サッカーやバスケットはゴールという目標が必要なぶん、お目にかかる機会が少ないんですね。さらに、“エア素振り”はスポーツ以外の面でも意外な効力を発揮するとか。

エア素振りでビジネススキルが高まる!?

「空間認識能力は、ものごとの全体像を瞬時に把握し、本質を見抜く力でもあり、これはビジネスや芸術の分野でも生きる能力。『プレゼンが近い』などの事情から、無意識にビジネススキルを高めたいと感じ、エア素振りをしている可能性もあります」(同)

 なんと! ビジネススキルの向上に一役買っていたとは。あの動作にそんな効果があったなんて驚きです。もしかしたら、エア素振りをしている人は仕事がデキる人!? 逆をいえば、仕事がデキるようになりたいならエア素振りをするといいかも!?? ちなみに、会話をしながらエア素振りをはじめる男性もいますが、あれは?

「“ながら会話”になっているのは事実なので、会話への集中度は低いと思われますが、退屈しているわけではありません。男性は、他人と会話をしていても、闘争本能として勝利への道を模索するため、自分のスキルを高めることにより関心を持つ傾向にあるのです。

この場合は、ゴルフで頭がいっぱいなのか、仕事で頭がいっぱいなのかどちらかは分かりませんが、“エア素振りをしても怒らない相手だ”と判断して、スキルアップに励んでいるのでしょう。気を許した、親しい間柄だという証拠だと前向きに捉えてあげてください」(同)

 そういえば、エア素振りをする女性って見たことがありませんが、これはなぜ?

「女性は男性よりも人とのコミュニケーションが習慣化されているため、“会話に集中していない”と誤解されるかもしれないエア素振りを会話の最中にしたりはしないんです。また、“自分と他人との距離感”にも敏感で、基本的に目立つことはあまりしない性なので、駅でのエア素振りもしないのでしょう」(同)

 こんなところにも男女で違いが出るんですね。

 荒牧さんによれば、空間認識能力は、中学時代に学んだ“空間図形”のような問題を解いたり、部屋の収納を考えたりすることでも鍛えられるのだとか。ビジネススキルをアップしたい女性は、エア素振りじゃなく、こちらの方法でトレーニングしてはいかが?

(小倉杏)
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小倉杏

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