ヒトメボ

男女コミュニケーションアドバイザー

植田愛美

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読了時間:約6分

「何があっても味方でいるよ」

 たとえばこんな“甘い言葉”、女性なら一度は言われてみたいもの。とはいえ、「外したら恥ずかしい」「どうせ『イケメンに限る』でしょ……」と二の足を踏んでいる男性も多いのでは? そこで、男女コミュニケーションアドバイザーの植田愛美先生にお話を伺いました。

甘い言葉はイケメンしか使えないわけじゃない!

「『甘い言葉』を女性に響かせるには、イケメンかどうかよりも『普段どんなタイプの人が、どんなシチュエーションで言うか』という、人と状況のコラボレーションが大事です。そこで、今回は『何があっても味方でいる』のセリフを例にとって考えてみましょう」(植田先生・以下同)

 さっそく、男性のタイプ別に“甘い言葉”の響かせ方を教えていただくことに! 男性はまず、以下から自分に一番近いタイプを選んでください。女性は意中の彼を想定して選んでくださいね。

1.やや自己中心的な「俺様」タイプ

2.恋愛経験豊富で余裕のある「大人」タイプ

3.状況に流されやすい「お調子者」タイプ

4.いつも恋人優先の「執事」タイプ

5.好奇心旺盛な「少年」タイプ

6.不器用で言葉少なな「頑固者」タイプ

「“甘い言葉”はいつでも有効なわけではないので、タイプごとに使うシチュエーションを限定することが大切です」と植田先生。それぞれのタイプごとにどのようなシチュエーションが効果的かを見ていきましょう。

1.「俺様」タイプは、女性が落ち込んでいるときボソッと

「俺様タイプの男性は、基本的に人に優しい言葉をかけるのが苦手です。照れくさいのと、自分のことは自分で解決しろよという、人に厳しい性格の持ち主であることが多いからです。こんな男性が、仮に後輩が上司に叱られて落ち込んでいる場面に遭遇したとき、『大丈夫だ。俺がお前の味方でいてやるから』と、ボソッと言ったらどうでしょう。普段ぶっきらぼうな彼がこんなことを言ってくれたということで、女性の気持ちは一気に高まるはずです」(同)

2.「大人」タイプは、日常の中でサラッと

「経験豊富な大人の男性は、普段から気の利いた言葉や態度で接してくれるところが魅力ですね。その彼が普段の会話の中で『僕はもちろん、君の世界一の味方のつもりだけど』と言ったらどうでしょう。『こんな包容力のある男性が味方でいてくれるんだから、なんでも頑張れそう!』と、女性は力がみなぎってくると思います。安心感と信頼感がグッと増して、女性にとって彼はなくてはならない存在になるはずです」(同)

3.「お調子者」タイプは、ロマンチックな雰囲気のときビシッと

「普段はお調子ものの男性が、彼女とご飯を食べに行った帰りに、夜景を見ながら、ロマンティックな雰囲気になったときを考えてみましょう。いつもとは違った彼に、彼女から『あのね、ずっと私の味方でいてくれる?』と真面目に聞かれたとき、『俺は世界一の味方でいてやる自信がある』と答えたらどうでしょう。『こんな真剣に私のことを考えてくれているんだ』と嬉しくなって、女性ももっともっと彼を大切にしてあげたいと思うはずです」(同)

4.「執事」タイプは、非日常的な空間でソッと

「執事タイプの男性は、非日常的な空間を演出して、日常の嫌なことを忘れさせてあげるようにしましょう。彼女からのメールや電話の声から、彼女が落ち込んでいることを素早く察知したら、何も言わずに高級レストランを予約してあげ、ワインでも飲みながら『元気でた? 何があっても味方だから、何でも話してよ』と話を切り出してみましょう。『何も言ってないのに私の気持ちを分かってくれてる』と感動して、彼のことをもっと好きになっていくでしょう」(同)

5.「少年」タイプは、アクティブな場所でスカッと

「少年タイプの男性は、直球勝負で行きましょう。あれこれ考えるのではなく、『何か元気ないね。そういうときは体を動かしてリフレッシュしようよ!』と女性を誘ってみましょう。フットサルやバッティングセンターで思いっきり体を動かして、笑っているときに、『色々あるかもしれないけど、ここに味方がいるってことだから』と、部活のワンシーンのようにスカッと決めましょう。彼とさわやかな時間を過ごした彼女は、楽しい時間を過ごせた彼と『また会いたい!』と思うようになるはず」(同)

6.「頑固者」タイプは、行きつけの居酒屋でバシッと

「頑固者タイプの男性は、女性を慰めるというよりは『バシッと気合を入れてやる!』くらいの意気込みで彼女を励ますようにしましょう。場所は、彼らしくこぶしをきかせることができるような場、やや声が大きくなっても構わない場、例えば居酒屋やカラオケボックスなどがよいでしょう。『おせっかいかもしれないけど、味方でいるからな』と照れ隠しも兼ねたお説教のように彼女に言うのがGOOD!『はいはい』と言いながらも、彼女の心はあったかくなること間違いなしです」(同)

 また、“甘い言葉”として他にどんなことを言ったら良いか分からないという男性のために、植田先生からアドバイスを頂きました。

甘い言葉選び、3つのポイント

「今回は『何があっても味方でいる』のセリフを例として挙げましたが、大前提として、言うときに口調を変えたり、高尚そうな言葉を選んだりする必要はありません。いつもと“少しだけ違う”“少しだけ背伸びをした”“気が利いている”言葉を選ぶことを心がけましょう。例えば、いつもは関西弁なのに標準語で話したりとか、大衆居酒屋でカッコつけて甘い言葉を使っても響かないことが多いです。自分が普段どんなタイプかを把握し、有効なシチュエーションを絞って使うことが大切です」(同)

 同じ言葉でも、時には甘く、時にはキザに映るかもしれません。しかし、自分がどんなタイプか、どんなシチュエーションで言うかさえ把握しておけば、イケメンかどうかは関係なく“甘い言葉”としてしっかり彼女の心に伝わるようですね。男性の皆さん、ここぞというときぜひ使ってみてくださいね。

(黒澤真紀/コンセプト21)
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ライター

黒澤真紀

コンセプト21

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