ヒトメボ

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 恋の始まりは、ふとした瞬間に訪れるもの。そのきっかけがドラマチックであればあるほど、「これって運命の出会いかも! 」と感じてしまうことってありますよね。運命の人とめぐり逢って結ばれる…そんな素敵な恋に憧れちゃいますが、実際、世の男女はどんな場面で「運命」を感じるのでしょうか? そこで、『ロマンスを大切に』をモットーとする日本ロマンチスト協会の方々に、体験エピソードをお伺いしました。

「好きな人のことを考えながら買い物をしていたら、偶然その人にばったり会った。しかも、地元じゃなくてたまたま遊びに来ていた東京で…! 」(20代・女性)

「仕事で取引先に電話をかけた直後、昔付き合っていた彼女から3年ぶりくらいにメールが届いた。『さっきの電話、私だよ』…なんと、電話を取り次いでくれた女性が元カノだったんです! 彼女がその会社で働いていたとは知らなかったので、ほんと驚いた」(30代・男性)

「好きな人にメールを送ろうと文字を打っていたら相手からメールが届いた。別々の場所で、同じときにお互いのことを想っているのって、よく考えたら奇跡的」(30代・女性)

「別れた彼女と『10年後の今日、お互い独身だったらこの場所で会おう』と約束した日の当日、ふとその記憶を思い出してその場所に行ったら彼女も来ていた。10年間の出来事をお互い話しているうちに昔の感情が甦り、もう一度付き合うことに。ドラマみたいだけどホントの話です」(30代・男性)

 う~ん、どれもこれもロマンチック! 人は予期せぬ出来事が起こると、目には見えない運命的なものを直感するのかもしれません。となると、素敵な偶然や奇跡が起きない限り「運命の出会い」は訪れないのでしょうか? …実は、そんなこともないようです。

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     これは、『きみに読む物語』や6月16日公開の『一枚のめぐり逢い』などの作品で有名な恋愛小説家、ニコラス・スパークスがインタビューで述べた言葉。つまり、誰でも運命の人とめぐり逢うチャンスはたくさんあるけれど、それを手にするには自分からアクションを起こすことが必要だということ。彼の作品『一枚のめぐり逢い』に出てくる主人公も、ある日偶然拾った写真をきっかけにその女性を探し出し、運命の出会いを果たします。これも、写真の主を探すという行動力と、見つけ出す奇跡を信じたからこそ「運命」を引き寄せられたのかもしれません。

     憧れるばかりで他力本願だった自分を反省…。「運命的な出会い」は落ちてくるものではなく、ただ待っているだけじゃダメなんですね。今後はもっと日々に潜む小さなときめきを大事にして、運命の人を見つける努力をしたいと思います!

    (坂井あやの/verb)
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