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2017.04.29
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2017.04.29
デート中、彼と一緒にエレベーターに乗っていると、どこからか「プッ!」という音が。『密室なのに困ったなあ』と思いながら、ふと視線を感じて横を見ると、私を見る彼の眼差しが明らかにこう言っていたのです。
「…(おならした?)」
ちがう。私はやってない。いいえ、たとえやっていたとしても…大好きな彼に“やった”とは思われたくない。こんなとき、どうやって疑いを晴らせばいいの(泣)?
そこで、女子の生態や人間模様の観察に定評のある漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんに「女子の濡れ衣の晴らし方」をお聞きしました。彼に「おなら」を疑われたとき、次のうち適切な対応はどれですか?
「女性が男性の浮気を問い詰めたとき、相手が必死になってアリバイを説明しだすとかえって怪しさが増しますよね。それと同じで、ムキになって状況説明をすると動揺していると思われて、かえって『おならした』との疑いが強まりそうです」(辛酸さん)
「身の潔白を証明するなら、とぼけて冷静に返すほうが怪しまれるリスクも減り“してない感”が出ますね。していたとしても『それがなにか?』という表情で見つめ返せば、『生理現象だから仕方がない』と語らずして諭せるでしょう。おならの話題をしながらも、クールで品のある対応だと思います」(同)
「不自然なまでに怒ってしまうと、彼も面喰って『じゃあお前はおならしないんだな』などと面倒なやりとりに発展する可能性が。今後もし彼の前でおならしてしまったときに、一度キレてしまった手前、自分の首を絞めることになりそうです」(同)
「もし彼が冗談のつもりで疑ったのなら、“罪をかぶったいい子”と思わせることができるかもしれません。本気で疑っていたとしてもそれ以上つっこみようがないですよね。ついでに、笑いでカバーする“余裕のある大人の女”という印象も与えられそうです」(同)
「すかさずバッグのジッパーを開け閉めするなどしてこっちの音だとごまかすという手段もあります。その後しばらく無言でいれば、最初に聞いた音が『プッ!』だったのか、『ジッ!』だったのか記憶はおぼろげになるものです。自分がしていないときはもちろん、したときでも、『別の音だったのかな』と思わせれば結果的に疑われずに済みますよね」(同)
ということで、これらの分析からベスト対応は「一番上品なのは2、次に4、5、1、3の順でしょうか」と、辛酸さん。
「ただ、生理現象ですから、自分のおならにも他人のおならにも厳しくしないことが大事なんじゃないでしょうか。その場で『ここ臭いね』とか『何あの人』とか悪口を言うのも心が狭い女性だと思われてしまうかもしれません。寛大な心を持って、彼に大人の女の余裕や性格の良さをアピールしてしまえばよいのでは……」(同)
今回は「おなら」でしたが、時と場合によって、濡れ衣は晴らそうとするのではなく受け入れてしまったほうが功を奏するのかもしれませんね。
(坂井あやの/verb)
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