ヒトメボ

戦略コンサルタント

西口敦

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
  • コメント入力フォームに移動する
  • 評価フォームに移動する
読了時間:約4分

 付き合いも長くなってきたし、そろそろ今の彼と結婚を…と考える女性に対し、いまひとつ結婚意識が薄い男性。一体、男性はいくつになると結婚を意識するものなのでしょうか? 婚活ビジネスに詳しく、『普通のダンナがなぜ見つからない?』などの著書のある戦略コンサルタントの西口敦さんにお話を伺いました。

「厚生労働省によると、男性の平均初婚年齢は30.5歳(2010年調査)。しかし、年齢階級別の婚姻件数をみてみると、男性の初婚は25~29歳が最も多く(約39%)、それ以前に結婚した人を含めれば、およそ53%もの男性が20代のうちに既婚者となっています」(西口さん)

 つまり、29歳までには多くの男性が結婚を意識するということでしょうか?

男性は自分の年齢を考慮しない!?

「それが、そう簡単な話ではないんですよ。じつは、男性が結婚を意識する背景としては、自分の年齢よりも、パートナーの女性の年齢を考慮して踏み切ることのほうが圧倒的に多いんです。というより、女性のほうから結婚をほのめかして男性を操作したり、あるいは妊娠が発覚したり…といった理由がないと、男はなかなか能動的に結婚に踏み切ろうとしない生き物なんです。大手企業に努め、素直で従順…といった、それこそ女性から見て結婚対象にふさわしいタイプの男性ほど、そうした『受動的に結婚を意識する』傾向が強いと感じますね」(同)

 さらに西口さんいわく、恋愛に積極的でバイタリティーのある男性の場合、オスとしての魅力があることから、30代40代になってもまだまだ女性にモテるそう。そのため、このタイプの男性は婚期がもっと後ろにずれ込みやすいのだとか。

 つまるところ、男性をその気にさせるには女性から働きかけるしかないということに…。うーん、ちょっと悩ましいですね…。

男性にも確実に結婚を意識するタイミングがある

「ただし、確実に男が結婚を意識するタイミングがあります。それはズバリ『さみしくなったとき』や『弱ったとき』です。自分が病気をしたときに加え、親も病気で介護が必要になったり、仕事で転勤や海外出張が決まったときなど、様々な状況において人生を共に歩むにふさわしい、本当に支え合えるパートナーが欲しいと感じる瞬間があります。そういうときに親身になって支えてくれる女性にこそ、『結婚』の二文字が浮かぶのです」(同)

 そうした困難を一緒に乗り越えてきた人や、立ち向かっていけると思える人をパートナーにしたくなるんですね。だからといって、都合よく彼に弱ってほしいなんて言えませんが…。そんななか、これからまさに、男性が結婚を意識するタイミングが訪れるそう。

お正月が狙い目!?

「年間のうち、結婚相談所に資料請求をする人が増えるのはいつ頃だと思いますか? 恋人探しに焦りだすクリスマスシーズン? それとも、結婚式の多い6月でしょうか? …じつは、毎年最も資料請求が増えるのは、お正月の三が日なんです。社会人の場合、仕事納めや忘年会でバタバタと年末を過ごし、一息ついたら実家に帰る人が多いですよね。すると、親に結婚の話題を持ち出される。久しぶりに地元の仲間と集まったら、同年代の友人は既に結婚して子どももいる…。家に帰っても特にすることもなく暇を持て余していますから、このタイミングで『自分もそろそろ考えないとな』と、結婚に興味を持つ人が増えるというわけです」(同)

 お付き合い中の男性と「そろそろ結婚を…」とお考えの彼女の皆さん、年末進行に忘年会続きとお疲れの彼を実家や同窓会に送り出してしまうのが、その近道なのかもしれませんよ!? なんなら今年、一緒に付いて行ってしまうのはいかがでしょうか?

(池田香織/verb)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク

評価

ハートをクリックして評価してね

評価する

コメント

性別

0/400

comments

すべて見る >

ライター

池田香織

verb

あわせて読みたい